沖縄県前知事の玉城デニー氏が2026年10月4日にXを更新し、那覇市で発生した強盗殺人事件で米海兵隊員が逮捕された事件について言及した。「強い怒りに堪えない!」などと記し、政府に米側へ強く抗議するよう求めた。
玉城デニー氏「いったいいつまで米軍絡みの被害を」
玉城氏は4日、「強い怒りに堪えない!」とXで憤りをあらわにした。
続けて、「いったいいつまで米軍絡みの被害を受け続けなければならないのか!」と訴えたうえで、「同盟に関わる事柄の帰結がすべての国民の命と尊厳に関わることを、痛みと怒りがまた繰り返されることを政府は断然と米側に抗議せよ!」と求めた。
玉城氏は18年から2期8年にわたり県知事を務めた。26年9月の知事選で3選を目指したが、古謝玄太氏に敗れ、9月29日に任期満了で退任した。在任中は、米軍普天間基地の名護市辺野古への移設に強く反対していた。
政府は米側に抗議
事件は10月3日未明に発生。那覇市にあるホテルで女性の遺体が見つかり、米海兵隊の上等兵が4日に強盗殺人の疑いで逮捕された。
複数の報道によれば、強盗殺人容疑で逮捕されたのは、米軍普天間基地に所属する海兵隊の上等兵、デビン・ジェイコブ・バラード容疑者(20)。那覇市に住む女性(39)を殺害したうえで財布などを奪った疑いがもたれている。バラード容疑者は容疑を否認しているという。
小泉進次郎防衛相は4日昼の会見で事件に言及し、「ご遺族の皆さまには、衷心より哀悼の意を表します。このような事件は言語道断で許されず、強い憤りを覚えます」とコメントした。
また、小泉氏は同日夕の会見で、防衛省に在日米軍のスティーブン・ジョスト司令官を呼んだうえで、「日本側として極めて深刻に受け止めていると直接伝え、アメリカ側に強く抗議しました」と明らかにした。遺族への適切な対応や捜査への全面協力を求め、徹底した再発防止策などを講じるよう申し入れたとしている。
茂木敏充外相も4日、外務省にジョージ・グラス駐日米国大使を呼んだ。同省の発表によれば、「極めて残忍で凶悪な事件の発生は極めて遺憾であり、強い憤りを覚える」として抗議し、小泉氏と同様に、捜査への全面協力や再発防止の徹底などを求めた。