2026年10月12日に共産党の第10回中央委員会総会が行われた。その中で、田村智子委員長が国政選挙での野党共闘路線を転換する方針を表明したと同日に共同通信社が報道。これに対し、田村氏ほか、共産党の議員らがXで否定している。「提案・報告は全部ネットで公開されています」共同通信社は、田村氏が総会の中で示した27年1月の党大会決議案の中で、野党共闘路線の転換方針を表明したと報じた。一方、田村氏は同日にXで、「日本共産党第30回党大会大会決議案のどこにも、このような記述はありません」と否定。さらに、「昨日の決議案の提案報告でも、政治を変える力は、緊急の一致点での共同であることを強調しました」とつづった。また、「日本共産党の議席を伸ばすことが必要というのは、今の国会の議席を見れば当然のこと」とし、「とりわけ、『憲法守れ、大軍拡反対』の国民的な運動を起こして、確かな共同を構築するために奮闘します」と、引き続き党が掲げてきた「市民と野党の共闘」を維持することを示唆した。志位和夫議長もXで「『野党共闘路線を転換』などとは決議案に一言も書いていない。どんな情勢のもとでも一致点にもとづく共闘を追求するのは不動の方針です」と否定。さらに前衆議院議員の宮本徹氏もXで「共同通信さん、誤報ですね」と断言。「どうしたのでしょう?昨日の会議、私も終日出ていましたが、そんな提案も報告もありませんでした」と疑問を呈した。その上で、「提案・報告は全部ネットで公開されています」とし、「共同の力で政治を変えることは、共産党の綱領の根本方針です」とコメントした。「なんでこの『野党共闘路線を転換』って見出しになるのかよく分かりません」小池晃書記局長も同日にXを更新し、「『転換方針を表明』?そんな言葉は大会決議案にも報告にもありません」と否定。また、「共産党の国政選挙での躍進こそ、新しい政治への展望を開くということは、今までも繰り返し表明してきたことです」とつづった。小池氏は13日に音声プラットフォーム「Voicy」での配信でもこの報道に言及。共同通信社の報道にあった「3大会連続で決議にあった野党共闘の文言が消える」という文章については「これは事実」としながらも「それで、なんでこの『野党共闘路線を転換』って見出しになるのかちょっとよく分かりません」とコメントした。小池氏によると「野党共闘路線」については「やめる」とは言っていないとのこと。「統一戦線の力で日本の社会を一歩ずつ変えていくんだっていうことを、確固たる、揺るがぬ方針として綱領で掲げてるわけですから」と話していた。
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