簗和生農水相の「道路予算カット」発言の波紋が広がり、自民党内からも「辞任は時間の問題」という声もあがり始めた。2026年10月11日放送の「日曜スクープ」(BS朝日)に出演したコメンテーターも大臣の続投は厳しいのではないかという見方を示した。
参議院野党は問責決議案提出の構え
高市総理は簗農水相を続投させる意向で、早くこの問題にケリをつけて国会審議に臨みたいところだが、発言の影響はおさまらない。連立政権のパートナーである日本維新の会の吉村洋文代表からも「権力に直接関係するような言動でもある。極めて不適切だ。(続投を)支持するというわけではないが丁寧に説明を尽くさないといけない」と苦言が飛び出したことを番組は伝える。参議院では野党6党が農水相の問責決議案を提出する構えを見せているという。
朝日新聞・DEEPPOLITICS編集長の林尚行さんは「確実にというか、着実に(簗農水相の)包囲網は狭まっていると言える。与党の中には『辞任は時間の問題』と言う人も出てきている」と、簗農水相を取り巻く環境が厳しさを増していると見る。
片山善博氏「自民党は一党独裁を目指していると受け取られる」
元総務相で鳥取県知事も務めた片山善博さんは「簗さんの発言は由々しいこと。自民党でなければ冷遇しますよということを公言している。つきつめれば一党独裁を自民党は目指しているのですかと受け取られかねない。簗さんだけの問題じゃなくて自民党自体がこの問題を深刻に受け止めなければいけない。高市総理は『仕事で返せ』と言うが、簗さんのような考え方だと、自分が(選挙で)負けたところを仕事で仕返しするのではないかと心配する人がたぶんいると思う。そういう人が大臣でいいんですかということだ」と辞任は当然との考えを示した。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)