竹中平蔵氏「正社員をなくせ」批判に反論 「正規もなくせということは非正規もなくせということ」

   慶応大名誉教授の竹中平蔵氏が2026年10月12日、Xを更新し、自身の「正社員をなくせ」との発言をめぐる批判に反論した。あわせてYouTube動画でも、正規・非正規の「二重構造」をなくすべきだとの持論を詳しく説明した。

  • 竹中平蔵氏(2018年撮影)
    竹中平蔵氏(2018年撮影)
  • 雇用のあり方が問われている(写真はイメージ)
    雇用のあり方が問われている(写真はイメージ)
  • 竹中平蔵氏(2018年撮影)
  • 雇用のあり方が問われている(写真はイメージ)

「私は申し上げたのは、正社員をなくせというのではなくて」

   竹中氏は動画で、以前の発言が大きな反響を呼び、「400万のインプレッション」「4000のコメント」が寄せられたと説明。その上で、

「私は申し上げたのは、正社員をなくせというのではなくて」

と前置きし、1979年の東京高裁判例以降、正社員が「過剰に守られている」ことで、企業が非正規雇用を増やしてきたとの見方を示した。

   そして、

「正規と非正規という二重構造そのものがおかしいわけで、つまり正規もなくせっていうことは非正規もなくせっていうことです」

と強調。「みんな同じように、自由に働いて、自由に雇えて、いろいろな仕組みの間に制度的な不平等がないようにしよう」と訴えた。

   一方で、竹中氏は「解雇を自由化してはいけません」「解雇の乱用はいけません」とも述べ、解雇規制そのものをなくす考えではないと説明した。代わりに、紛争時の金銭解決ルールを整備すべきだとし、「揉めたら結局はお金で解決するしかない場合が多い」とした。

   さらに、「もっと大きなセーフティネット」としてベーシックインカム的な制度を挙げ、その入口として給付付き税額控除を提案した。

   雇用制度については、メンバーシップ型からジョブ型への移行にも言及。短時間勤務でも保険やボーナスを受けられる仕組みにしつつ、正社員側も残業や転勤の制約から解放されるべきだと述べた。

   Xでも竹中氏は、「正社員の権利を単に奪うことではない」とし、「正規と非正規という、この歪んだ『二重構造そのもの』を解体せよ」と主張している。

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