辞任か居座りか解任か――簗和生農水相問題は山場を迎えているが、落語家の立川志らく師匠は2026年10月12日放送の「ひるおび」(TBS系)にコメンテーターとして出演、「喜ぶのは一部の野党だけ。早く辞めて」と迫った。
「私の大切な簗ちゃんとまで言っているのに、落選したんですよ」
志らく師匠は、「これだけバッシング受けて、疑惑が収まらないならば、お辞めになったほうがいいだろうし、高市さんもどうしてそこまでこだわるのか」と首をひねり、「高市さんが応援に行って、私の大切な簗ちゃんとまで言っているのに、落選したんですよ」と呆れている。
それでも辞めさせないというのなら、「高市総理が『いろいろな疑惑はあるけれども、この方に農業を任せれば、日本の明るい未来がある』と、もっとしっかり力強く言ってくれればいいんだけど、人一倍働かせますと(としか言わない)」と不満げだ。
自身で人選した閣僚を更迭すると、責任が首相一人にかかってくる
そして、話はあらぬ方向に飛ぶ。「(臨時国会では)決めなくちゃいけない大事なことがあるのに、これで(国会審議が)止まっちゃうと、喜ぶのは何でも反対の一部の野党の議員だけで、日本が止まっちゃいますよ」
司会の恵俊彰さんが慌てて、「なぜ(高市首相は簗大臣を)擁護されるのか」と解説ゲストの林尚行記者(朝日新聞「DEEP POLITICS」編集長)に振った。
「安倍内閣とか小泉内閣とか岸田内閣とか見てきましたけど、やっぱり閣僚を切るという決断、とくに初めての場合はなかなか難しいと思います」と説明する。高市首相は今回の内閣改造をかつてのような派閥推薦ではなく、アンケートを実施して自身で人選した。それが更迭となれば、責任は自分一人にかかってくる。政権の求心力の低下は免れない。
林記者は「残っているカードは、押し切るか、辞めさせるかくらいしかない状況が来ている」と見る。
(シニアエディター 関口一喜)