TBSの安住紳一郎アナは司会を担当する「THETIME,」の2026年10月13日放送で、「朝から左翼系の政治家の演説みたいになってしまいました」とつぶやいた。何があったのか。衣食住を「お金儲けや投資の対象にしちゃいけない」この日の「BIZニュース」コーナーで取り上げたのは、東京都心部のマンションを投資目的で、短期で転売する企業が増加して、価格高騰の一因になっているという日本経済新聞の記事を紹介しながら、こんな苦言を呈したのだ。「不動産の投資は当たり前なんですけれども、一方で人間の基本的なところに関するもの、食べるものとか着るものとか住むところというものを、お金儲けや投資の対象にしちゃいけないという倫理観があるなかで、(転売ビジネスは)どうなんだろうということです」千代田、中央、港、渋谷など都心6区のマンションの16%が法人所有で、とりわけタワマンの最上階の約37%が購入から3年以内に転売されているという。1年で転売が27%、半年というケースも12%もあるという。「お金持ちや資本家だけが潤う仕組みはどうなんだろう」マンション価格の急騰に乗じた利ザヤ稼ぎというわけだが、個人が5年以内に転売すると約40%の税金がかかるが、法人はどんなに短期の転売でも約30%と低い。こうした転売が繰り返されれば、価格はどんどん上がる。安住アナはこれに怒っている。「個人で、転売しないで住むだけという人にとっては、転売しない限りは実入りにもならないし、固定資産税が高くなってしまうので、(資産価値が上がると)どんどん損をしてしまう。お金持ちや資本家だけが潤う仕組みはどうなんだろうということが、(日経新聞には)書かれています」庶民は損をして、金持ちと資本家が潤うと資本主義を否定したような伝え方をして、「左翼系の政治家の演説みたいになった」と照れたのだが、「ご清聴ありがとうございました」とおどけて最後をしめた。(シニアエディター関口一喜)
記事に戻る