中日、「優勝請負人」工藤公康監督就任でチームはどう変わる? 崖っぷち根尾昂はブレークできるか

   長年続いている低迷期脱出を目指し、中日の新監督に元ソフトバンク監督の工藤公康氏が就任する。

  • 中日ドラゴンズ本拠地・バンテリンドーム ナゴヤ
    中日ドラゴンズ本拠地・バンテリンドーム ナゴヤ
  • 根尾昂。2026年、WBC日本代表の強化試合で(写真:スポーツ報知/アフロ)
    根尾昂。2026年、WBC日本代表の強化試合で(写真:スポーツ報知/アフロ)
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  • 根尾昂。2026年、WBC日本代表の強化試合で(写真:スポーツ報知/アフロ)

「三振奪取能力が高いのですが...」

   監督としてのみならず現役時代も幾度となく日本一を経験している「優勝請負人」工藤氏が、名将であることは疑いの余地がないだろう。

   ソフトバンクで15年から7年間指揮をふるい、3度のリーグ優勝、5度の日本一に導いた。卓越したベンチワークだけでなく、選手の能力を伸ばす手腕に定評があり、東浜巨、千賀滉大(現メッツ)、甲斐拓也(現巨人)など当時の若手選手たちが大きく飛躍した。

   中日も2年目の金丸夢斗、新人の中西聖輝、櫻井頼之介など潜在能力の高い投手がそろっている。その中で、気になるのが根尾昂だ。根尾は大阪桐蔭時代に「投打の二刀流」で全国制覇を3度達成。だが、プロ入り後は試練が続いている。

   ドラフト1位で野手として入団したが、22年のシーズン途中に投手にコンバート。この年は自己最多の25試合登板したが、その後は伸び悩んでいる。今季は4月10日のDeNA戦(横浜)でプロ初勝利をマークする好スタートを切ったが、防御率5.00に悪化した5月4日に登録抹消に。ファームで29試合登板して0勝3敗1セーブ、防御率7.86と安定感を欠き、1軍再昇格は叶わずシーズンを終えた。

「150キロを超える直球を投げ、変化球を織り交ぜて三振奪取能力が高いのですが、大きな課題は制球力です。狙ったところに投げる再現性が低く、試合中に修正できない。工藤さんが監督になったら根尾の能力をどのように引き出すか注目されます」(中日を取材するスポーツ紙記者)

   監督が代わることで横一線の競争となるが、背水の陣を迎えている根尾の立場は厳しい。現役ドラフトやトレードで他球団に移籍の可能性が一部メディアで囁かれるが、工藤氏はどのように評価するか。

(中町顕吾)

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