簗和生農林水産相は雪隠詰めになってついに辞表を提出したが、「私の大事な簗ちゃん」と持ち上げ、裏金議員と批判されても大臣に起用した高市首相は任命責任をどう取るのか。2026年10月14日放送の「報道ライブ インサイドOUT」(BS11)に生出演した石破茂前首相は、「取り方はなかなか難しい」という。
「自分の反省として、言い方は難しいなと思います」
近野宏明キャスターは「高市総理は『任命責任を重く受け止めております』と。重く受け止めてくれないと困るんですけれども、では受け止めた責任って、どうするんでしょうというところについては、特段の言及もないんですね」と指摘、「受け止めっぱなしでいいのかなあ」と石破氏に聞く。石破氏は「う~ん」と上目遣いのいつものポーズでこう語った。
「私も総理を1年やらせていただいて、辞任された大臣もおられたけれども、私自身、任命責任を感じてますって、ちゃんと言えたかなっていうと、自分の反省として、言い方は難しいなと思います」
任命責任を取るなんて簡単に口にできないという。近野キャスターは「(高市首相の)任命責任の果たし方っていうのは、このあとどういう形があるとお考えですか」と尋ねる。
「総理として何をやらせようとして任命したのかということは問われる」
石破氏は「それはもう、他にもこんなことはないのですかっていう指摘がねえ、野党からもあるわけで、『自民党、あるいはわれわれの政権は、もうこんなこと(任命責任を問われるようなこと)はないんだ』ということをきちんとおっしゃることでしょうな」と言う。前日13日には、地元鳥取で「総理として何をやらせようとして任命したのかということは問われる」と語っていた。
高市内閣では、もう一人の裏金議員の関芳弘文部科学大臣が、衆議院議員会館内で内規に反して政治資金パーティーを開催していたことが明らかになっている。簗氏も関氏も高市首相が顧問を務める「保守団結の会」のメンバーだ。身内びいきのアンケート内閣はほころびが目立つ。
(シニアエディター 関口一喜)