サッカーJ3・ギラヴァンツ北九州が2026年10月13日、「福岡県内最高齢」だった111歳のサポーター・溝上トメさんの訃報を受け、公式Xで追悼のコメントを発表した。
「福岡県内最高齢として報じられました111歳の溝上トメ様」
クラブは「溝上トメ様(111歳)のご逝去に際して」として、溝上さんの訃報についてつづった。
「このたび、福岡県内最高齢として報じられました111歳の溝上トメ様がご逝去されたとの報に接し、クラブ一同、深い悲しみとともに、長きにわたり北九州のまちで暮らし、地域の歩みとともに生きてこられたご生涯に心より敬意を表します」
「溝上様には、高齢者事業 Be supporters! を通じて数年前より温かい応援をいただいておりました」という。
Be supporters! は、サントリーウエルネスとJリーグが共同で推進する参加型プロジェクトだ。高齢者施設で暮らす人などが地元のJリーグクラブを応援することで、日頃は支えられる機会の多い人が、サポーターとして「支える人」になることを目指している。施設内での応援活動のほか、高齢者施設で暮らす「人生の先輩たち」から集めた応援メッセージを横断幕にして、ホームゲームで掲出するなどの活動を行っている。
「最後の最後までクラブを応援してくださっていた」
溝上さんは、読売新聞が9月17日に公開した「福岡県内最高齢111歳はギラヴァンツ北九州のファン、長寿の秘訣は『小食と自分のことは自分で守ること』」とのインタビューでも、クラブへの思いを語っていた。
複数報道によると、溝上さんは9月26日、心不全のため北九州市内の病院で亡くなったという。
クラブは「つい最近のメディア取材においても『ギラヴァンツ北九州のファンであること』をお話しくださり、 施設職員の皆様も驚かれるほど、最後の最後までクラブを応援してくださっていたとのことです」と振り返った。
「まけるな まけるな おうえんするよ」生前最後の直筆メッセージ
クラブは「溝上様からは、Be supporters! を通じて、クラブへ毎年メッセージをいただいておりました」と明かし、「今年は『まけるな まけるな おうえんするよ』という言葉を、何度も何度もご自身の手で練習して書いてくださったと伺っています」と説明。溝上さんがメッセージを繰り返し書いた紙の写真も公開した。
「このメッセージが、生前最後に溝上様ご自身の手で残された直筆メッセージでもあり この言葉は、選手のみならず、サポーターや地域の皆さまへ向けた温かい応援のメッセージでもあると感じています」とし、「福岡県内最年長、111歳の最高齢サポーターである溝上様からの想いを、しっかりと胸に刻んでいただければ幸いです」と呼びかけた。
こうした溝上さんへの敬意と感謝を込め、クラブは17日のFC大阪戦で追悼企画を実施することも発表した。
選手入場時には溝上さんの直筆メッセージをプリントした「トメさんメッセージ入りTシャツ」を着用する。Tシャツの前面には応援のメッセージ、背面には「111 TOME」の文字が入っている。また、同じく手書きのメッセージをプリントしたステッカーを、先着2000人に配布するという。
発表を見た人からは、「人生をかけて応援できるクラブがあったこと、それに応えるクラブだったこと、奇跡だなあ」「すばらしい愛と絆を見せていただいた気がする。リスペクトです」などとする声が上がっている。
【溝上トメ様(111歳)のご逝去に際して】 このたび、福岡県内最高齢として報じられました 111歳の溝上トメ様がご逝去されたとの報に接し、クラブ一同、深い悲しみとともに、長きにわたり北九州のまちで暮らし、地域の歩みとともに生きてこられたご生涯に心より敬意を表します。 「ギラヴァンツ北九州のファンであること」をお話しくださり、 施設職員の皆様も驚かれるほど、最後の最後までクラブを応援してくださっていたとのことです。 クラブとして故人への敬意と感謝の気持ちを込め、10月17日(土)FC大阪戦にて、以下のとおり特別な場を設けさせていただきます。 ▶️ https://t.co/Zy55yd1AnI #ギラヴァンツ北九州
— ギラヴァンツ北九州 オフィシャル (@Giravanz_staff) October 13, 2026