プロ野球中日の元ヘッドコーチで野球解説者の片岡篤史氏(57)が、2026年10月19日にユーチューブを更新し、中日の監督に就任した工藤公康氏(63)が、チームの「意識改革」を行って来季に臨むと予測した。
「工藤監督は常に勝つところにいた」
中日は今季、開幕から低迷し、借金生活が続いた。夏場に盛り返したものの、結局リーグ最下位に沈んだ。
井上一樹監督(55)は、低迷の責任を取る形で辞任した。自ら球団へ辞任を申し入れたという。
井上監督の後任に関して、スポーツ紙などで様々な報道があったが、球団は工藤氏を招へいした。工藤氏は現役時代、西武、ダイエー、巨人、横浜でプレーし、中日でプレーした経験はない。
工藤監督は、現役引退後の15年から21年までの7年間、ソフトバンクで指揮を執り、常勝軍団を作り上げた。
24年シーズンに中日のヘッドコーチを務めた片岡氏は、工藤監督の指導者としての実績について、「選手でもあれだけの優勝をした。監督としても優勝という、常に勝つところにいた」と評し、「だから球団には、『こういうことをしないと勝てませんよ。こうしていかなければ勝てませんよ』ということを球団とフロントと話しながらやっていくと思う」と分析した。
工藤監督は、ソフトバンクの監督時代、3度のリーグ優勝と5度の日本一を経験した。「優勝請負人」の異名取る名将だ。
中日は工藤監督就任で、どう変わるのか。片岡氏は監督1年目の来季のチーム作りに関して、次のように持論を展開した。
「1年目は選手の能力をはっきり見極めること」
「1年目は、いろいろと考えておられると思うが、まず選手の能力をはっきり見極めること。外からみていた選手像と、実際、中に入った時の選手像は違う。野球をしている姿とか、スタイルもそうだが、性格もある。選手の長所と短所というものを見極めて、修正できる課題を与えて、修正できるように練習をさせていく。それが意識の改革になっていく。これまでの監督もやってきたが、工藤監督は実績がある」
工藤監督は、中日の地元愛知県出身の左腕で、名古屋電気高校(現・愛工大名電高校)から81年ドラフト会議で西武に6位指名され入団した。
現役時代は4球団でプレーし、通算224勝を記録した。最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率など数多くのタイトルを獲得し、47歳まで現役を続けた。
選手、監督として十分な実績を誇る工藤監督。長らく低迷が続くチームをどのように再建するのか。今後に注目が集まる。