今国会で本格的な議論が始まった消費税減税問題について2026年10月22日放送の「大下容子ワイド!スクランブルモーニングショー」(テレビ朝日系)に出演した教育経済学者の中室牧子さんは、高市早苗首相のある答弁を俎上にのせて疑問をなげかけた。
新たな財源に「基金」が浮上してきた
番組は、消費税減税の財源問題について高市首相が「基金」について言及し始め、新たな財源に「基金」が浮上してきたと報じる。基金は一般会計と違って、特定の政策のための資金として積み立て繰り越し可能なもので、27年度末に約7兆円になる見込みだと伝える。
そのなかで中室さんは「財源の話は絶対重要で、この話は国民にもわかるようにクリアにしておかなければならないということは論を待たない」としたうえで、20日の参院本会議でチームみらいの林拓海議員の質問について触れる。2年間の飲食料品消費税減税について林議員が「家計の負担等についてどの指標がどうなればこの政策が成功だったと言えるのか」と高市首相に質したのだ。
首相「どうなれば成功かについてお答えすることは困難」
中室さんが首をかしげたのが、この質問に対する高市首相の答弁だ。「どの指標がどうなれば成功かについて予断を持ってお答えすることは困難です」と答えた。
「政策に効果があったかどうかということをきちんと測る用意がないと言っているのとほぼ同義ではないかと思う。10兆円ほどの巨大な政策をやるに当たって、どういう状態になれば効果があったと言えるのかということを政府側に測る準備がない。非常に問題だと思う。食料品価格が実際に下がったのか、家計の負担が本当に軽減されたのか、そういったことをきちんと測って国民に説明してもらいたい」と注文をつけた。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)