ユーザーは課金停止、では漫画家は? 電子コミック停止相次ぎ「死活問題」の声、シーモアは対応に含み

   電子コミックサービスの不正アクセスによるサービス一時停止が相次いでいる。「コミックシーモア」が2026年10月15日から、「Renta!」が18日からサービスを停止している。両者とも、利用者への補償・救済策を検討するとしている。一方、SNSでは作品を配信する漫画家や出版社への影響を懸念する声も上がっている。

   「コミックシーモア」は、「必要に応じた対応を検討してまいります」とした。

  • 「コミックシーモア」のサイト。サービスが停止されている。
    「コミックシーモア」のサイト。サービスが停止されている。
  • 「コミックシーモア」運営会社の発表より
    「コミックシーモア」運営会社の発表より
  • Renta!公式X(@Renta_PR)より
    Renta!公式X(@Renta_PR)より
  • 「コミックシーモア」のサイト。サービスが停止されている。
  • 「コミックシーモア」運営会社の発表より
  • Renta!公式X(@Renta_PR)より

「配信停止期間の漫画家さんへの支払いどうなってるんだろ」

   「コミックシーモア」は21日、読み放題サービスや月額課金メニューについて、今回の不正アクセスにより利用できなかった期間中に料金が引き落とされることはないと案内。一部の決済手段の都合で料金が引き落とされた場合には、個別に対応するとした。

   また、サービス利用停止中に有効期限を迎えたポイントは再付与などの対応を検討しているとしたほか、サービス利用停止に対する「お詫びとしての対応」を検討していると発表した。

   「Renta!」も18日の発表で、「メンテナンス期間中に閲覧できなかったレンタル作品については、別途対応を検討させていただきます」としている。

   一方、「コミックシーモア」や「Renta!」に漫画を配信している漫画家への影響を懸念する声が上がっている。特に、独占配信作品はほかのサービスで閲覧できないため、漫画家を心配する声が見受けられた。Xには、「配信停止期間の漫画家さんへの支払いどうなってるんだろ」「漫画家には死活問題なんじゃ......」といった声が書き込まれている。

   作品を配信している漫画家や出版社などの権利者に対する対応は検討されているのだろうか。

   「コミックシーモア」を運営するNTTソルマーレは22日、J-CASTニュースの取材に、「関係各所への影響等を確認し、必要に応じた対応を検討してまいります」と回答した。

   サービス再開時期は未定だが、購入済み作品のウェブでの閲覧機能と読み放題サービスの閲覧機能の再開を最優先に進めているとした。また、作品の購入や各種決済手段などは、「安全性が確認された時点で順次再開をしていく予定」という。

   「Renta!」を運営するパピレスは、状況や今後の対応は公式サイト等で情報開示をするとし、「現在記載されている内容以上のことはお答えいたしかねます」とした。サービス再開見込みについても、調査中とした。

「コミックシーモア」は会員情報流出確認、最大420万件

   「コミックシーモア」をめぐっては、15日、外部からの不正なアクセスが行われた可能性が高いとして、サービスを停止した。その後16日に、一部の会員のメールアドレスや性別、生年月日などの登録情報が流出したと報告。21日には、その影響範囲が会員データベース上の登録情報319件と、システムログファイル上の情報最大約420万件(同一会員の重複を含む可能性がある)であることを発表した。

   なお、クレジットカード情報や購入履歴は流出していないという。また、NTTソルマーレは21日時点で、不正アクセスの侵入経路や攻撃手法の特定・遮断対応は完了したとしている。

   NTTソルマーレは、他社サービスでのパスワード変更、不審なメール・連絡への注意、サービス再開後のパスワード再設定を呼びかけている。

   「Renta!」は18日に公式Xで「臨時のサーバーメンテナンス実施のため」としてサービスを停止。19日には、「外部からの不正なアクセスの可能性があることを把握」したと発表した。21日には運営会社の公式サイトで、不正アクセスの詳細や影響範囲は調査中だと発表した。

姉妹サイト