8年後には「世界に平和と繁栄もたらせる」と称賛
高市氏はこれまで首相としてトランプ氏に対し、ボディランゲージやスキンシップなどを含めて徹底的に親密関係をアピールしてきた。25年10月にトランプ氏が米軍横須賀基地を訪問した際には、隣でピョンピョン飛び跳ねる姿を披露。首脳会談では、トランプ氏をノーベル平和賞に推薦すると伝えたとされる。
26年3月の訪米では、イラン攻撃で国際社会から批判を受けるトランプ氏に自ら抱きつき「世界に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけ」と称賛。バイデン前大統領を揶揄(やゆ)する肖像を見せられて笑い飛ばす場面も報じられていた。
9月の国連本部での首脳会談でも、高市氏は時折目を見開いて何度も「ドナルド」と親しげに呼びかけていた。一方、トランプ氏が高市氏の名前を呼ぶことはなく、この関係性を「やや一方通行」とみる専門家もいた。
しかし、8年前にはトランプ氏のグッズをギャグのネタとして雑に扱う様子が明るみに出ると、SNSでは呆れたような声が広がっている。
X(旧Twitter)では「おいおい、何だ、これ(呆)」「サナエさん、昔からトランプが好きだったわけではないのね」「すごいな。手のひらクルックル」「などの声が続々と上がっている。シンガーソングライター柴田淳氏もXで「これトランプに見られちゃったらどうするんだろう」と懸念を示した。
トランプ氏との関係性に限らず、しばしば過去の言動との「ブレ」を指摘されることがある高市氏。2月には消費減税に対する過去の主張との矛盾が指摘されると、公式サイトのコラムが全削除される騒動があった。また、25年10月に自民党総裁に選ばれた際には「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」 と宣言するも、今年に入ってからはSNSで「寝てない」アピールするなど弱気な言動が目立ち、発言の一貫性を問う声が出ている。
日本時間では26年11月4日朝から投開票が始まる米国の中間選挙では、共和党の劣勢が伝えられる。トランプ氏は求心力の低下に苛立ちを見せる中、高市氏は今後の外交でうまく立ち回れるかが問われている。