ストッキングで「男性の更年期」解説のなぜ...アツギの発信に反発の声 「理解を深めていただく観点から」取材に説明

   2026年10月下旬、ストッキングメーカーのアツギが一部商品の包装材で男性の更年期症状を解説していることがSNSで大きな注目を集め、「女性向け商品になぜ?」「意味不明すぎる」などの批判が殺到した。

   同社の広報・サステナビリティ推進課は11月4日、J-CASTニュースの取材に対し、こうした情報発信を行う経緯を説明。そのうえで、「性ホルモン全体に関する理解を深めていただく観点」から、全12話のうち1話で取り上げたと回答した。現時点で見直しの予定はないとした。

  • アツギのプレスリリースより
    アツギのプレスリリースより
  • 今回物議を醸した解説「女性も知っておきたい、男性の更年期症状のこと」(アツギの公式サイトより)
    今回物議を醸した解説「女性も知っておきたい、男性の更年期症状のこと」(アツギの公式サイトより)
  • アツギのプレスリリースより
  • 今回物議を醸した解説「女性も知っておきたい、男性の更年期症状のこと」(アツギの公式サイトより)

SNS上での意見は「真摯に受け止めております」

   発端は10月25日のX投稿だ。アツギのストッキングを開封すると男性の更年期症状を解説する紙が入っていたとして、強い嫌悪感を示していた。これを受け、アツギに対する批判も相次いでいた。

   SNSでは、「なんで女ばっかり配慮求められるんだよ」「男性こそが知識を持つべき」「男物には逆の啓蒙してんのか?」「絶対男性読まないと思うけど」などの声が上がった。一方では、「私は悪くないと思う」「なんでそんな炎上してるかわからん」などの声もあった。

   アツギの公式サイトによると、CSR活動の一環として、ストッキングやタイツの包装材である「中台紙」に印刷して、女性の暮らしや健康に役立つ情報を発信する活動を07年から行っている。これまで「乳がん」「子宮頸がん」「生理」などのテーマを取り上げてきた。

   男性の更年期症状は、第11弾のテーマ「性ホルモンとの上手な付き合い方」(全12話)のうちの1話。「女性も知っておきたい、男性の更年期症状のこと」という見出しで、その症状や男性ホルモンの変化などについて詳しく解説している。

   同社の広報・サステナビリティ推進課は11月4日、取材に対し、まず第11弾のテーマ「性ホルモンとの上手な付き合い方」について、「日々の暮らしの中で女性ホルモンと上手に付き合っていくためのヒントを中心として、12種類の情報を掲載しております」と説明。

   そして、男性の更年期症状を取り上げた理由をつぎのように述べた。

「性ホルモン全体に関する理解を深めていただく観点から、そのうちのひとつにおいて男性ホルモンおよび男性の更年期症状についても取り上げたものです」

   SNSの反応については「さまざまなご意見をいただいていることを真摯に受け止めております」とする。これまでの情報発信に対しては「好意的なお言葉をはじめ様々なご意見をいただきながら、制作を進めてまいりました」と述べた。

   同課は、「現時点で中台紙の掲載内容や情報発信について見直しの予定はございません」としつつも、「今回頂戴したご意見については真摯に受け止め、今後の情報発信の参考としてまいります」としている。

姉妹サイト