立憲民主党の辻元清美参院議員が2026年11月5日、高市早苗首相が先進7か国(G7)のオンライン首脳会議を欠席した問題をめぐり、茂木敏充外相の国会答弁にXで疑問を呈した。「私への答弁を『記憶違いがあった』と間違いを認めました」高市氏は10月2日夜に行われたG7首脳のオンライン会議を欠席。遠藤和也外務審議官が代理で出席した。なお、英国のバーナム首相も欠席している。高市氏は16日の参院予算委員会では、辻元氏の質疑に対し、会議の開催時間が「直前まで分からなかった」と説明。また、オンライン会議に必要なディスプレーなどの準備を業者に依頼するものの、その準備が整わなかったとも述べた。その後、会議の議題が米国と欧州の間の問題だったため、代理出席でよいとの話も受けたと説明。また、会議当日は麻生太郎副総裁ら自民党幹部と会食をしていたが、「この会議の出欠とは関係ございません」とした。会議の時間は所信表明演説を書いていたとしている。辻元氏は27日の参院外交防衛委員会でも、菅義偉元首相が21年のG7首脳会議に遅れて出席した際、茂木氏が代理を務めた例を挙げ、今回代理出席しなかった理由を質問。茂木氏は、当時は日本が議長国だったことなどを理由に挙げていた。こうした経緯を受け、辻元氏は5日、自身のXで茂木氏の答弁について言及した。「茂木外相が、10/27外防委員会での私への答弁を『記憶違いがあった』と間違いを認めました」とした上で、「以前のG7で外相が代理出席した理由については、これまでの『日本が呼びかけ、議長国で、自分が進行役だったから』を、『前回は自分が邦人退避のバスの手配などをしていたから』『長い会議で複数回の発言機会が想定されたから』と修正しました」と説明した。「矛盾答弁の辻褄を合わせようと、苦しい答弁をしてきた」その上で、5日に行われた参院外交防衛委員会での田島麻衣子参院議員による質問とその答弁について、「また、茂木大臣が別の理由を持ち出した」と指摘した。高市氏による回答については「迷走答弁を繰り返した」とした上で、茂木氏の答弁については「高市総理の矛盾答弁の辻褄を合わせようと、苦しい答弁をしてきた」と指摘。同日の質問で「さらに、立ち往生するような答弁が飛び出た」とした。会議当日の状況については「本来代理出席しなければならない茂木外相は宿舎に帰っていて、二人とも十分出席できた」とし、「各国首脳の中で日本だけ外務審議官が出席するという不可思議な事態を招いた」と主張。さらに、10月27日の質疑を振り返り、菅元首相の際の代理出席について茂木氏が「『菅総理のときは日本が呼びかけ、議長国だったから』を主な理由にして、フランスが議長国の今回とは違うのだと何回も反論した」と説明した。当時の議長国については「ところが、菅総理のときの議長国はイギリスで、日本ではない。これを私は外務省に確認してきたが、外相答弁の修正につながり、はては高市総理の答弁の矛盾へとつながりかねないためか、今日まで明確な返答がなかった」という。「嘘を取り繕うとするから、更なるごまかしが」こうした背景を踏まえつつ、「田島議員の質問で、茂木外相の『記憶違い』が明らかになった」とした辻元氏。「茂木外相は『急に質問された』とか『5年前のことを記憶を思い出すというのも、私の能力不足もある』と言い訳」とし、「誰しも勘違いはあるだろう。間違いを認めた以上は、本来の私の質問=外相が代理出席しなかった合理的な理由を答弁してもらう必要がある」とした。その上で、「茂木外相は『菅総理のときは長い会議で、日本の発言回数が複数回あったから』とまた新しい理由(?)を生み出した」と述べた。茂木氏の答弁について「日本が議長国だったから⇒イギリスが議長国で間違いと判明⇒長い会議で日本の発言回数が何回もあったから」とし、「質問の度に毎回、答弁が、ころころ変わる。では、発言回数が何回までなら外務官僚で、何回以上なら外相が代理出席するのか?」と疑問。「高市総理の矛盾した答弁をフォローしようとして、茂木外相が答弁すればするほど、ほころびがでる。嘘を取り繕うとするから、更なるごまかしが生まれているのではないか」と批判した。
記事に戻る