静岡市内のアパート敷地内で、少年が別の少年を仲間がいる前で殴る蹴るなどした様子を撮った動画がX上で取り上げられ、拡散している。仲間の1人が市立中学校のジャージとみられる服を着ていたが、名指しされた中学校は、「動画に映っているのは、いずれも在籍生徒ではない」と困惑した様子だ。静岡県警も事案を把握しており、対応を聞いた。「まじ、ごめんなさい」と被害者は繰り返したが...黒いパーカーを来た被害者の少年が、アパートの外壁の前に立っている。その前には、同じ色のパーカーを来た加害者の少年がいて、被害者に凄んでいる。加害者は、髪を茶髪に染めていた。被害者の隣では、ジャージを着た仲間の女性が笑みを浮かべながらその様子を見ている。「おい!」「言ったじゃん」。加害者は、こう呼びかけながら、右足で被害者の股付近を何度も蹴る。周囲からは、仲間の女性らの笑い声が聞こえた。加害者は次に、右手で被害者の顔を思い切り殴り、「聞いてんのか?おい!」と怒鳴った。さらに、被害者の髪を引っ張って、引きずり回す。加害者は、タバコを吸っていた。この様子を撮影していた仲間の1人も、タバコを手に持っている。加害者は、被害者を突き飛ばし、また殴ったり顔を叩いたりする。被害者が逃れようとすると、仲間の女性の1人は、「逃げてるから」と言って、笑い出した。「あんま、なめんなよ。おい!」。加害者は、植え込みに逃れた被害者を蹴ったり殴ったりする。仲間の別の女性がタバコを手に出てきたが、止めようとはしない。「まじ、ごめんなさい」。被害者は、反撃する様子もなく、こう繰り返す。それでも、加害者は、さらに殴る蹴るの暴行を加え続けた。被害者は、隣家のブロック塀まで追い詰められ、殴られるなどして塀に頭をぶつけていた。加害者が暴行を加える動画は、もう1つ取り上げられている。仲間の女性が「そりゃあ、こうなるに決まってんじゃん」と加害者を擁護するシーンがあったが、暴行のきっかけなどははっきりしなかった。静岡県警「未成年事案で、対応は終了している」これらの動画は、11月4日にX上で取り上げられ、抵抗しない被害者の少年をひたすら暴行し、仲間の女性が笑っていたとして、その加害ぶりが酷いと指摘された。動画は、まとめサイトにも取り上げられて拡散している。X上では、動画の背景などから、静岡市内のあるアパート敷地内だと特定された。また、仲間の女性が着ていた服がある市立中学校のジャージではないかとの推測もあった。この市立中学校の教頭は11月5日、J-CASTニュースの取材に対し、動画の内容は確認したとして、こう答えた。「生徒ではないかと心配して連絡も来ましたが、動画に映っているのは、いずれも在籍する生徒ではありません。卒業生かどうかについては、分かりません。市の教育委員会には報告はしました。在籍生徒ではありませんので、警察には相談していません」静岡市教委の児童生徒支援課は同日、「動画は視聴しましたが、市内の小中学生ではないのではないかと思います。警察には相談していません」と取材に話した。一方、静岡県警の所轄署は同日、取材に対し、次のように答えた。「動画の事案については、対応がすでに終了しています。加害者の動機についても把握していますが、未成年であり、プライバシー保護のためお答えできることはありません」(野口博之)
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