時事通信社の写真部に所属する社員が、プロ野球4球団の春季キャンプを取材中、練習球を無断で持ち帰り、フリーマーケット(フリマ)サイトで売却していた。同社が2026年11月5日に公式サイトで発表した。同社社長室の担当者は6日、J-CASTニュースの取材に対し、社員本人のコメントを明らかにした。今回の事案を発表した後、社員は「わたしがしてしまったことを本当に反省しています」「どう償えばいいのか分かりません」などとコメントしていたという。社員「どう償えばいいのか分かりません」担当者によると、社員は20代の男性で、当時は大阪支社に所属していた。現在は東京本社にいる。26年2月に沖縄県で阪神、ヤクルト、DeNA、楽天の各キャンプを取材し、球団の許可なく、おもに外野席近くに落ちていた練習球を拾い集めて持ち帰った。球には各球団などのロゴが入っていたという。6個1セットでフリマサイトに9回出品し、計54個を5万940円で売却した。また、報道陣に支給された4球団の帽子計4つも計9099円で売却したとしている。10月上旬に情報が時事通信社に寄せられ、社内で複数回の調査を行い判明した。編集局の幹部が4球団と日本野球機構(NPB)を訪ねて謝罪している。社員本人は10月下旬から自宅待機となっている、と担当者は明かした。社員は動機を「自分のお金にしたかった」と説明しているとする。発表後には「部員の皆さまにも迷惑ばかりかけてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいです」「どう償えばいいのか分かりません」ともコメントしたという。今回の事案を受け、窃盗ではないかと指摘する声がSNSで上がっている。警察への相談について、担当者は「被害に遭われた球団の意向を伺いながら判断していく」と回答。被害届については、「(球団が)現時点で出しているというのは承知していない」と述べた。社員に対する処分は就業規則に基づいて行われるが、球団の意向も聞く方針だとし、具体的な時期は明らかにしなかった。担当者は「報道機関の社員の行為としてどうだったのかを慎重に判断する形になると思う」との考えを示した。なお、現時点で記者会見を開く予定はないとしている。
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