東京都八王子市の公式サイトで、同市の初宿(しやけ)和夫市長が狩猟免許試験を受験したものの「不合格」だったことが公表され、SNS上で注目が集まっている。市長個人の試験結果を、市がニュースリリースの形で明らかにしたのはなぜなのか。
市の外務渉外課の担当者は2026年11月6日、J-CASTニュースの取材に対し、初宿市長の指示で公表したと説明した。もともと受験の意向を示していた市長は1社からの問い合わせに対して不合格だったと答えていた。そこで、ほかのメディアにも公平を期すために発表したとしている。
市長、不合格の原因も公式サイトで語る
市は11月2日、「八王子市長の狩猟免許試験 受験結果について」と題するリリースを公式サイトに掲載した。
この発表によると、市長は10月31日に府中市の市民会館で「令和8年度 東京都狩猟免許試験」を受験した。受けたのは、網を使用する「網猟免許」と、わなを使用する「わな猟免許」、装薬銃などの銃器を使用する「第1種銃猟免許」の3種類だという。
だが、その結果は不合格だった。市長はその原因を「私の大型獣以外の野生鳥獣に関する狩猟知識の不足と受け止めています」と説明。
次の受験については「来年度の同試験日程が不明であり受験予定は未定」としつつ、「引き続き公務を優先し、的確な獣害対策を実施するための研鑽を重ねて参ります」とした。
外務渉外課の担当者は取材に対し、市長は25年11月の記者会見で受験の意向を示していたと述べた。1社の記者から市長に直接結果を尋ねる問い合わせがあり、市長は不合格だったと答えていたという。その後、ニュースリリースの形でも公表した。
ツキノワグマの目撃や出没の情報が相次いでいる八王子市。担当者は、市長が受験した動機はクマ対策だとし、最悪の場合は自ら駆除に当たることも想定しているとみる。また市長が受験を明かすことで、狩猟免許に関心を持つ人を増やす狙いもあるとした。