2024年 5月 5日 (日)

休日には「紙飛行機」飛ばそう 世界に一つだけの羽根で♪

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   少年の頃、自分で作った紙飛行機を飛ばした経験は誰にでもあるだろう。そのときに感じた「自分だけの紙飛行機を作ってもっともっと遠くへ飛ばしたい――」という欲求を満たしてくれそうな商品が登場した。エレコムが発売した紙飛行機専用紙「ホワイトウイングス」だ。

200m以上飛ぶ紙飛行機

好きな柄を選んでプリントできる
好きな柄を選んでプリントできる

   ホワイトウイングスは、工学博士の二宮康明氏が開発した紙飛行機の組み立てキット。うまく飛ばせば、1分以上滞空して200mも飛ぶという高い飛行性能がウリになっている。これまでも、スポーツ用品や玩具の製造・販売を手がけるエー・ジーがいろんなタイプの商品を売り出してきた。

   新たにエレコムが2008年4月30日に売り出したのは「プリンター用紙タイプ」だ。エー・ジーが製造し、エレコムが販売を担当する。誰でも簡単に紙飛行機を組み立てられるのは、従来のホワイトウイングスと同じだが、紙の上に好きなデザインを印刷できる点が違う。

   ホワイトウイングス用のデザインは、エレコムの専用サイトで配布している。4種の素材の中から好きなデザインを選んでダウンロードし、紙飛行機の主翼と水平尾翼の部分にプリントできる。また難易度は少し高いが、市販のデザインソフトなどでデザインしたオリジナル柄をプリントして、世界で1機だけの紙飛行機を作ることも可能だ。

   発売の経緯について、エレコムで「ホワイトウイングス」の広報を担当する新谷直子さんは次のように話す。

「お客様に季節を感じていただけるような売り場を展開したいと思っていましたが、写真用紙などの普通用紙では季節感の演出が難しい。そこで、これまでも『うちわを作れるキット』などの商品を開発してきました。今回は春から夏に向けたユニークな用紙ということで、エー・ジーさんの『ホワイトウイングス』を売り出すことにしました」

   エレコムでは競技用機2モデルのほか、戦闘機モデル、旅客機モデルの計4タイプを展開する。希望小売価格は各1050円。各モデルとも1パックで2機作れる。

紙飛行機を飛ばすコンテストも

2007年も多くの人が楽しんだ「ジャパンカップ全日本紙飛行機選手権大会」
2007年も多くの人が楽しんだ「ジャパンカップ全日本紙飛行機選手権大会」

   紙飛行機を作ったら、どれだけ飛ばせるか競ってみたい。そんな人にお薦めなのが、紙飛行機コンテストだ。ホワイトウイングスを開発した二宮氏が会長を務める日本紙飛行機協会も毎年、「ジャパンカップ全日本紙飛行機選手権大会」を開催している。 15回目の開催となる2008年は11月1日、2日の2日間、東京都立大島小松川公園(東京都江東区・江戸川区)で大会が開かれる。飛行時間を競う「滞空競技」や「デザイン競技」などが行われる予定だ。

   「滞空競技」部門に出場するには、全国各地の45会場で3月から行われている予選で勝つことが必要。ほとんどの会場では予選会が複数開催されるので、これからエントリーしても十分に間に合う。

   日本紙飛行機協会事務局の担当者によれば、「紙飛行機は、子供と大人が同時に競技できる、ほかにはあまりないスポーツ」。実際、2007年の第14回大会では、各部門の優勝者に8歳から72歳までの幅広い年齢の人たちが名を連ねている。全体の参加者を年齢別に見ると、40代以上が6~7割、子供が2割くらい。そのほとんどは男性だという。予選も含めると、毎年数千人が大会を楽しんでいる。

「手軽で安くはじめられて、それでいて奥がとても深いので、新しい趣味を探されている年配の方が熱中してしまうことも多いです。原っぱで紙飛行機を飛ばして追いかけるうちに数キロは歩くことになるので健康にもよいですよ」

   長い休みを取りにくく、ガソリン価格も値上がりしそうな今年のゴールデンウィーク。遠出はできなくても、近くの公園で少年の心を思い出しながら紙飛行機を飛ばすのも面白そうだ。

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