2024年 5月 3日 (金)

「アコーディオンを抱えたシンデレラ」 中山うり、愛機との出会いを語る

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「昔は『なんかやろう』としてた」

――「ミラクルボイス」と言われることもある中山さんですが、低音域が豊かでとても印象的な声をしていますよね。ご自分の声についてはどう考えていますか?

中山「歌を始めたころと比べると結構変わってきてますね。歌い方も声も。今はその変化が楽しいです。ファーストアルバム『ドレミファ』を出したときにはボイストレーニングに通ったりしていたのですが、今聴くと昔は『なんかやろう』としていましたね。そのときはそういうつもりはなかったのですが、かっこつけようとしていたというか、今の方が自然に力が抜けて歌えるようになりました。今の歌も10年後に聴いて、なんか思うのかも知れませんね」

――6月に発売されたライブDVD『ツール・ド・ケセラ2008』を観せていただきました。観客席を観ると随分幅広い年代の方がいらっしゃってますね。

中山「一回ライブ会場でアンケートを行ったのですが、『今日は娘と来ました。初めて娘と同じ歌手を好きになれてうれしいです』という声があってうれしかったことがあります。アコーディオンを使っていたり、私の書く曲がどこかノスタルジックで懐かしい雰囲気だからではないでしょうか。私より下の世代には逆に新しいと感じてもらえるかもしれません」

中山うり プロフィール

   埼玉県出身。ジャズやタンゴ、ジプシースイングなど多様な音楽を巧みに取り込んだ楽曲が特徴のシンガーソングライター。CDデビュー前の06年に、iTunes Storeで配信したアルバムがジャズ・チャートで1位を獲得し、「配信の女王」「アコーディオンを抱えたシンデレラ」の異名を持つ。以来、都内で美容師としても働きながらフジ・ロック・フェスティバルやサマーソニックといった主要な夏フェスに数多く参加している。09年9月にシングル『ワンダフル』を発売。11月25日にビルボードライブ大阪、12月15日に渋谷PARCO劇場での『ワンダフル』発売記念ワンマンLIVEを予定している。
   詳しい情報は中山うり公式HP(http://www.worldapart.co.jp/uri/)まで

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