2024年 3月 29日 (金)

「1秒に10個売れた」チキンタツタが「再復活」 人気の秘密に迫る!

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   2009年に「復活」という言葉がもっとも似合った食べ物といえば、マクドナルドの「チキンタツタ」かもしれない。この秋、5年半ぶりに期間限定販売され、多くの「チキンタツタ」の復活を待っていたファンはもちろん、初めて口にした人にも大好評。「1秒に約10個」という予想を上回るペースでの売れ行きで、当初の予定より5日間前倒して期間限定販売を終了していた。そうした支持を受けて、「チキンタツタ」は2009年12月16日に期間限定で「再復活」することになった。これほど人気を集める秘密はどこにあるのか。

   「チキンタツタ」といえば、しょうが醤油風味のやわらかなチキンパティとシャキシャキのキャベツ。そしてなんといっても、ふんわりと香ばしいバンズが特徴的だ。「チキンタツタ」で使われるこのバンズは、「チキンタツタ」のために作られたオリジナルなバンズでその独特な形と「モチモチ&フワッ」とした独特の食感で人気が高く、マクドナルドに「チキンタツタ」のバンズを販売して欲しいというお客様がいるほど。間違いなく「チキンタツタ」の人気を支えるオリジナルバンズ、このバンズの秘密を追うべく、製造しているフジパン工場を訪れてみた。

「2秒に1個」の工程とは・・・?

むすんだ直後の生地(上)がバンズ(下)に焼き上がる。左側が「左巻き」で、右側が「右巻き」
むすんだ直後の生地(上)がバンズ(下)に焼き上がる。左側が「左巻き」で、右側が「右巻き」

   バンズの生地は、小麦粉やイーストなどの原材料を混ぜた「中種(なかだね)」を発酵させ、砂糖・油脂などを入れて再度練る。次に、それをボール状にまるめて中間発酵させる。ここまではチキンタツタ以外のバンズをつくる工程と一緒なのだが、チキンタツタのバンズが違うところは、ある工程で「人の手」が加わっているところなのだ。

   職人は中間発酵の後に、機械から出てくる棒状の生地を取り上げ、ひとつひとつをリボンのように手で「むすんで」いる。その速さ、実に2秒に1個という手際の良さ。こうした形状にすることで、最終発酵、そしてオーブンで焼く工程で生地が上にふくらみやすくなり、バンズのソフトな食感、モッチリとした弾力感が生み出されるのだという。手で結ぶことによってこの独特な食感が生まれるため、人の手でなくてはできない工程なのだ。

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