2020年 2月 29日 (土)

うつ病と睡眠障害に効く リュミノテラピーって何?

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   秋から冬にかけて、気持ちの落ち込みがひどくなり、朝起きるのがつらかったり、集中力が低下したり・・、これは冬季うつ病と呼ばれる、れっきとした病気の症状だ。その治療に効果抜群とされる、リュミノテラピー(光療法)が、うつ病のみならず睡眠障害にも効果があり、と注目されている。

一日30分、光を浴びると、うつ症状が改善

リュミノテラピーの治療室
リュミノテラピーの治療室

   うつ病の原因の一つとして、癒しの感覚を生み出すと言われる脳内ホルモン、セラトニンの減少が挙げられるが、セラトニンは太陽光を浴びることによって生成されるので、日照時間の少ない冬場には不足がちになる。リュミノテラピーは、太陽光の代わりに専用の照射器の光を浴びることによって、冬季うつ病を克服する療法だ。

   パリのシャンゼリゼ近くにあるヨーロピアン・スリープ・センターeuropean sleep centerに診療ルームを持つ、光療法の第一人者ドクター・デュフォレズに話を伺った。

「毎冬、フランス人の約3%が冬季うつ病にかかり、また、病気と診断されなくても、気分の落ち込みを感じる人は15%に上ります」。

   確かに、フランスの夏は夜の10時頃まで空が明るいが、今の時期と、夕方の6時には真っ暗に。そのギャップから、冬季うつ病の発生率は日本より高そうだ。

「リュミノテラピーは、体から30~40 cm、視界45度の位置に専用器具を置き、一日30分、一万ルクスの光を浴びます。視界45度というのは、目が光をとらえ、その明るさによって脳がホルモンの分泌量を調整するので、目に十分な光が入ると同時にそれほど負担がかからない角度です」。

   センター内の治療室では、ベッドに横たわり、両側に置いてある器具から照射される光を浴びる。通うのが困難な患者は器具のレンタルができて、たいてい、使用し続けて3日後には症状の改善が見られるという。

【プロフィル】
江草由香(えぐさ ゆか)
フリー・編集ライター。96年からパリ在住。ライターとして日本のメディアに寄稿しながら、パリ発日本語フリーペーパー『ビズ』http://www.bisoupfj.comの編集長を務める。著書は芝山由美のペンネームで『夢は待ってくれるー女32才厄年 フランスに渡る』。趣味は映画観賞。

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