2024年 4月 29日 (月)

【J-CAST独占インタビュー】
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母の母国語タガログ語で歌った曲

   あれから3年が経ち、昨年の9月に13歳でCD世界デビューを果たした。デビュー・アルバム『ア・フレンド・ライク・ユー』は日本でも発売され話題になっている。アルバムにはジャズのスタンダードから、スティーヴィー・ワンダー、ビートルズまで幅広い曲が収められている。誰の選曲なのか?

チャーリー レコード会社と、プロデューサーのクリスチャン・デ・ウォルデンと父との協議で決まりました。もし父とボクに選曲を任されていたら選ばなかった曲もあります。例えば母の母国語タガログ語で歌った曲は、レコード会社の意向で収められた曲です。フィリピンの著名なアーティスト=サラ・ジェロニモの作品でだいぶ前の曲だけれど有名な曲だし、アジア圏での販促のために『タガログ語で歌って欲しい』とレコード会社が収録に積極的だったんです。

   チャーリーは、純粋に歌で自分の道を切り拓きたいと思っているのだ。

   チャーリーのアルバムからは、筆者が子どもの頃ラジオで聞いていたフランク・シナトラ、ディーン・マーティン、サミー・デイヴィスJr.、アンディ・ウィリアムスなどと同質の、上質なエンタテインメント性を感じた。

チャーリー とにかくデビュー・アルバムに収めたような音楽が、ボクは大好きなんです。若くてこういう音楽を歌う人はそれほどいないと思いますが、それがボクのアイデンティティかなと思っています。

   「レコード会社も、はじめはチャーリーを見て、もっとモダンポップな、例えばジャスティン・ビーバーのようなイメージを思い描いたみたいだ」と語るのは父でありマネジャーとして同行するロジャー・グリーン。チャーリーには何千万人の視聴者を前にしてジャズ・スウィング系の歌を歌って認知されたという事実、実績がある。これを単純にイメージのために変えるのはおかしいと、ロジャー。「色んな音楽に触れて自然と変化していくというのなら分かるけれど、販売戦略としてイメージを変える必要はない」と続ける。その通りだろう。

◆加藤 普(かとう・あきら)プロフィール
1949年島根県生まれ。早稲田大学中退。フリーランスのライター・編集者として多くの出版物の創刊・制作に関わる。70~80年代の代表的音楽誌・ロッキンFの創刊メンバー&副編、編集長代行。現在、新星堂フリーペーパー・DROPSのチーフ・ライター&エディター。

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