2024年 4月 26日 (金)

紫外線で出来る目のシミ「瞼裂斑」に、UVカットコンタクトが効果アリ!?

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「瞼裂斑」はドライアイや充血の原因に
「瞼裂斑」はドライアイや充血の原因に

   ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケアカンパニーでは、紫外線が目に与えるダメージの実態について、金沢医科大学の佐々木洋教授らとともに調査を行った。ジョンソン・エンド・ジョンソングループの社員298人を対象に検診を行った結果、57.4%に紫外線の影響で出来る目のシミ、「瞼裂斑(けんれつはん)」の症状が見られたという。

   瞼裂斑は「白目」の一部にシミのような黄色い濁りと盛り上がりが生じるもので、悪化すると充血やドライアイの原因にもなる。若い世代でも20代で42.3%、30代でも56.8%に見られ、初期症状が見られる潜在的発症者も含めると、その数は全体の82.0%にのぼった。瞼裂斑の症状がある人のうち、41.8%は普段から屋外での仕事やスポーツなどで紫外線を多く浴びる環境におり、69.2%の人がドライアイ、61.0%が充血にそれぞれ悩まされているという。

   一方、UVカットコンタクトレンズやメガネが、瞼裂斑の予防に役立つこともわかった。UVコンタクトレンズを使っている人では大きな瞼裂斑ができた人の割合が2.7%と、視力矯正をしていない人の13.8%に比べて少なく、またコンタクトレンズに覆われている部分では、瞼裂斑が発生しにくい傾向が見られた。またメガネを使っていない人では瞼裂斑の有病率が74.5%に達したのに対し、メガネを常用している人では38.6%だった。

   この結果について佐々木教授は、「"瞼裂斑"は認知度が低い一方で、実は身近な眼疾患であるという認識を持つ必要がある」として、早い時期から、正しい知識で紫外線の対策を取る必要性を指摘した。たとえば、サングラスをかけるだけだとかえって紫外線によるダメージを増やしてしまう可能性もあるそうで、「帽子やサングラス、UVカットコンタクトレンズの併用が有用」とのことだ。

   ちなみに、佐々木教授が監修するサイトでは、目の紫外線対策についての正しい知識を紹介している。URLは、http://www.hitominobihaku.jp/

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