2018年 8月 20日 (月)

なぜ「手」ではなく「足フェチ」か データから分析「性欲の科学」

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   認知神経科学の研究者2人が著した書籍『性欲の科学』の日本語版が2012年2月11日に阪急コミュニケーションズから発売された。さっそく話題を呼ぶこの書の著者は、ボストン大学大学院のクラスメートだった、オギ・オーガス氏とサイ・ガダム氏だ。「脳の認知体系と神経系」研究科で博士号を取った2人がなぜまた「性欲」なのか。じつは、彼らはコンピューターを使う神経科学の知識があったために、「性的欲望と欲情を生み出す脳のソフトウエアは、どんなしくみになっているのか?」と疑問を抱いたのだった。

全米メディアも騒然

  『性欲の科学』
『性欲の科学』

   データマイニングと脳科学、性科学で解き明かす本書のサブタイトルは、「なぜ男は『素人』に興奮し、女は『男同士』に萌えるのか」というスティミュラスなものだ。ただ、本の中で扱っているテーマはその程度では収まらず、「男性が性的に興奮する『ウエスト対ヒップ』の比率」、「なぜ手フェチじゃなくて、足フェチなのか」、「女性用バイアグラはなぜ開発できないか」、「女性の『犯されたい』夢想の不思議」、「妻に浮気されて興奮するのは、遺伝子のせい」、「生徒に手を出した女性教師は男性の9倍」など、多岐にわたる。

   4億の検索ワーズ、65万人の検索履歴、さらには500万件のセフレ募集投稿や数千におよぶネット掲示板投稿などをデータマイニングした分析の数々が「読者」に何かしらの満足感を与えるからこそ、この本はニューヨーク・タイムズやCNNをはじめとした全米メディアを騒然とさせたのだろう。翻訳は坂東知子氏。

   単行本(ソフトカバー)、412ページ。定価1995円。

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