2024年 5月 3日 (金)

【書評ウォッチ】80年生まれと全共闘世代 魅力的な著者2人

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

車、ファッション、文化に鋭い筆

   鈴木さんは、全共闘世代のその後を描いた矢作俊彦の傑作『スズキさんの休息と遍歴』のモデルで、34歳のときに雑誌「NAVI」の創刊に参加。「性能だけでなく、文化としての自動車をとらえた」と読売に。還暦を過ぎてもその筆は、幅広く、鋭い。

   サッカー日本代表についてのスポーツ用品メーカーの広告にも及ぶ。「応援しなければ日本人らしくないとか、雰囲気に同調しなければいけないとか、そこに息苦しさを覚える個人がいるんじゃないか」という言葉を読売が紹介している。

   誰もが同じ方向を向くことの危険に待ったをかける勇気。まっさきにマスコミがやるべきなのだが、スポーツにせよ原発にせよ、どうも怪しい。もうすぐ五輪もある。「応援しなければいけない」と強要するようなムードに一つ水さす人がいてもいい。

(ジャーナリスト 高橋俊一)

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中
カス丸

ジェイキャストのマスコットキャラクター

情報を活かす・問題を解き明かす・読者を動かすの3つの「かす」が由来。企業のPRやニュースの取材・編集を行っている。出張取材依頼、大歓迎!