実は「うどんの聖地」群馬県 コシとツヤは一級品「水沢うどん」

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   群馬県は魅力がない県――!? 地域のブランド力調査などで、47都道府県中、最下位が定位置になってしまっている群馬県。そんな県のアンテナショップも一種いわくつきで、東京・銀座にある群馬総合情報センター「ぐんまちゃん家」は売り上げ苦戦がニュースになったほどだ。

讃岐、稲庭と並ぶ「日本三大うどん」

伝統の「足踏み」でつくられる水沢うどん
伝統の「足踏み」でつくられる水沢うどん

   しかし地方グルメの見地から言うと、売れてないから駄目なモノと決めつけるわけにはいかない。地味で目立たず、普通だったら素通りしてしまいそうなものをあえて手に取ってみて、食べてみたら案外おいしい。アンテナショップには、そんな出会いが多いものだ。

   そういうことでは、ぐんまちゃん家の店内の中程に、そう目立たずに置いてあった「水沢うどん」にも目を向ける価値はあるかもしれない。香川の讃岐うどん、秋田の稲庭うどんと並んで「日本三大うどん」と称されることもある実力の持ち主なのだが、群馬の名物らしく、全国ブランド化では大きく遅れを取ってしまっている。聞いたことがないという人も少なくないだろう。

   この水沢うどんは、伊香保温泉に近い水沢観音(水沢寺)の門前で江戸時代に育まれた。現在は門前に店を構える10軒余りのお店が足踏みなどの伝統的な製法を守った水沢うどんを出していて、お土産麺の販売や通販も地道に行われている。

小麦の生産量が多い

   ぐんまちゃん家でもいくつか取り扱いがあったが、今回は松島屋の「半生うどん」(320グラム、500円)を購入した。半生麺を10分間ほど茹でれば、みずみずしく、つやつやと輝く、「赤ちゃんのほっぺ」タイプのうどんの出来上がり。これを冷してざるでいただくと、なめらかさとコシとがほどよく調和した愉悦感に、思わず頬が緩んでしまう。

   群馬はじつは小麦の生産量が多い県で、水沢うどんの他に、おっ切り込みやひもかわうどんといったうどん文化を持っている。声を大にして言われることはあまりないが、ここは上州、隠れた「うどん県」なのである。


商品名:水沢うどん(半生麺)
製造:松島屋
サイズ:320グラム
価格:500円

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