2024年 4月 26日 (金)

【書評ウォッチ】日本のスポーツ観に「敵や数値目標」なかった 瞑想・祈りに通ずる修業の意義とは

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

噺家にして天台宗の尼僧が笑顔で語る

   ほかには、上方落語の噺家にして天台宗の僧侶という、露の団姫(つゆのまるこ)さんの『プロの尼さん』(新潮新書)がおもしろい。落語好きな父親の影響と、子供心に考えた「死」への恐怖から「尼な落語家」となるまでの思いを読売新聞が著者欄にまとめた。

   見出しの「落語と仏教はイコール」にはキョトンとしても、記事中の「仏教は人の生き方を教えてくれ、落語は人の生き方を表します」との言葉はわかりやすい。

   知らない人をうなずかせそうな説得力が、ここにもある。笑顔で合掌する写真も楽しそうで、読書面全体をやわらかくしている。

(ジャーナリスト 高橋俊一)

J-CASTニュースの書籍サイト「BOOKウォッチ」でも記事を公開中。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中
カス丸

ジェイキャストのマスコットキャラクター

情報を活かす・問題を解き明かす・読者を動かすの3つの「かす」が由来。企業のPRやニュースの取材・編集を行っている。出張取材依頼、大歓迎!