2024年 5月 2日 (木)

ほっともっと・やよい軒など、白飯を「金芽ごはん」へ変更 より健康に、よりおいしく

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   持ち帰り弁当の「Hotto Motto(ほっともっと)」、定食チェーン「やよい軒」と「しゃぶしゃぶダイニングMK」は、2013年11月1日から沖縄県内をのぞく全店で、提供するごはんを「金芽ごはん」に変更する。10月7日、運営元のプレナスが発表した。

白米のおいしさと玄米の栄養素とを「いいとこどり」

「Hotto Motto(ほっともっと)」などで「金芽ごはん」を採用
「Hotto Motto(ほっともっと)」などで「金芽ごはん」を採用

   「金芽ごはん」は、玄米を白米に精米する段階でぬかとして取り去ってしまっていた「亜糊粉層」と、「胚芽」の一部を残して精米した無洗米だ。

   実は、これらの部分には、一般的な白米と比べてビタミンB1とビタミンEが約2倍、整腸効果があると言われるオリゴ糖は約12倍、食物繊維が約1.5倍多く含まれるほか、マグネシウムやリンなども豊富に含んでいるという。外観は白米とほとんどかわらず、炊き上がりはふっくらとして、「粘り」や「つや」「照り」がある。いわば、白米のおいしさと玄米の栄養素とを「いいとこどり」しているわけだ。

   さらに、亜糊粉層が水分を多く吸収するため、一般的な白米より膨張率が高く、白米より少量の米で、同じ量のふっくらとしたご飯を炊ける。そのため同量のご飯を食べた場合、カロリーは約10%カットできるという。

ほっともっとでは「金芽ごはん」お米の販売も

東洋ライスの雜賀慶二社長(左)とプレナスの塩井辰男社長
東洋ライスの雜賀慶二社長(左)とプレナスの塩井辰男社長

   今回の変更にともない、プレナスは全国4か所の精米センターに、「金芽米」ブランドで米の販売も手がける精米機メーカー・東洋ライスとの協力により、「金芽ごはん」用の精米機を1億円を投じて導入した。

   発表会であいさつした東洋ライスの雜賀慶二社長によると、金芽ごはん用の精米機の提供は「『金芽米』ブランドの質担保のため、ほとんどやっておらず、プレナスさんは例外だ」だという。

   協働した理由は、プレナスの「お米へのこだわり」だ。厳選した品質の100%国産米を玄米の状態で仕入れ、徹底した品質管理をおこない、「お米は鮮度が命」との思いのもと、精米から最短2日で各店へ届くよう独自の物流システムを構築している。

   こうした同社の米への考え方について、プレナスの塩井辰男社長は、「プレナスは年間にわが国で生産されるお米の0.5%に相当する量(4万3000トン)を扱っている。おいしく、身体にいいお米を提供することで、人々の健康と日本の文化・自然を守ることに貢献してまいりたい」と話している。

   ご飯の変更は11月から全メニューについて適用される。メニューの値段は変わらない。

   また、11月1日から全国のほっともっとのうち2597店舗で、炊飯前の「金芽ごはん」の販売も始める。値段は、1kg入りが650円、3kg入りが1700円。

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