2024年 5月 3日 (金)

『ゼロ・グラビティ』見るならIMAXだ 樋口真嗣監督が成田HUMAXで魅力語る

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   第71回ゴールデン・グローブ賞の授賞式が2014年1月13日(日本時間)、アメリカ・ロサンゼルスで開かれ、現在大ヒット公開中の映画『ゼロ・グラビティ』(アルフォンソ・キュアロン監督)が監督賞を受賞した。

   世界51か国で興行ランキングNo.1を獲得し、全米週末興行ランキング3週連続1位を記録したスペース・サスペンス・エンターテイメント大作で、米国内でも大人気だ。

「ここ以外で見ると体験としてぜんぜん違う」「デブリよけちゃいました」

樋口真嗣監督(左)と氷川竜介氏(中央)によるトークショー
樋口真嗣監督(左)と氷川竜介氏(中央)によるトークショー
「(ゼロ・グラビティを)4回見たんですよ」

   人気アニメの実写映画『進撃の巨人』でメガホンを取ることで話題の樋口真嗣監督もこう明かす。11日、成田HUMAXシネマズ(千葉県成田市)で開かれた「『ゼロ・グラビティ』IMAX 3D新春スペシャルトークショー」でのことだ。

   『ゼロ・グラビティ』は「生命の存在が不可能な」宇宙空間に一人放り出された宇宙飛行士が、生き残るために奮闘する姿を、ロングショットを多用した臨場感溢れる映像で描き出した作品だ。映像の自然さを追求し、小物まで本物を再現することにこだわっている。「リアリティを追求したゼロ・グラビティという作品は(IMAXと)親和性が強い」とIMAXのアジア地区担当者も言うように、とりわけIMAX 3Dでの上映が好評だ。

   成田HUMAXシネマズのIMAXデジタルシアターは日本で唯一IMAX用の独立単独棟として一から設計され、国内最大級のスクリーンを持つ。『ゼロ・グラビティ』のような映画の迫力を体感するのに「理想の場所」(支配人)という。

「(4回のうち)2回をここでみたんですけど、ここ以外で見ると体験としてぜんぜん違うんじゃないかな。すごいな、と」(樋口監督)

   トークショーは「(同館に)IMAX好きの樋口監督からも絶賛のお声をいただいたこと」(ヒューマックス担当者)がきっかけで企画され、樋口監督と、自らを「IMAXオタク」と称しラスベガスでIMAXシアター行脚をした経験を持つというアニメ・特撮評論家の氷川竜介氏が招かれた。氷川氏も同館で見る映像の迫力に「デブリよけちゃいました。3回見たんですけど、はじめて」と笑う。

『進撃の巨人』CMは「今できる技術を全部ぶっこんでみました」

   さらに、樋口監督は「こんなに宇宙が好きなのに全部壊してますからね。何一つ残ってない。恨みでもあるのか」「IMAXのいいところは映画泥棒が入らないところ」と会場を笑わせ、氷川氏は「(ゼロ・グラビティの主役の)サンドラ・ブロックの孤独感みたいなのは過去2回と違って本当に一人ぼっちになった感じっていうのはより強まりました。心理描写にもマッチした設計になってるんじゃないかな」と感想を話した。

   話題は過去のIMAXによる「ご当地」ドキュメンタリー作品から、品川プリンスホテルや新宿高島屋にあったシアターの思い出まで多岐にわたり、「映像と音、大変ですよね。作る側になるとビビるんで。IMAXに関してはお客さんで在り続けたい」と樋口監督が製作者としての視点から苦労をしのぶ一幕も。

   最後の挨拶では、樋口監督が映画『進撃の巨人』について、1月下旬の日本テレビ系金曜ロードショーで解禁予定のスバル・フォレスターのテレビCMに「今できる技術をかなりぶっこんでみました。CGを使わずになるべく手触りのいい素材で巨人をつくりましたので、その手触り感を楽しんでいただければ」と自信をのぞかせてアナウンス。氷川さんからは、樋口監督と共同で企画に関わった宮崎市・みやざきアートセンターで開催されるイラストレーター、生頼範義(おうらい・のりよし)展(2月8日から)の紹介があった。

   同館では今後『エンダーのゲーム』、『マイティーソー』、『ホビット』、『ロボコップ』、『アメイジング・スパイダーマン』、『300:帝国の進撃』『ALL YOU NEED IS KILL』、『トランスフォーマー4』、『インターステラー』といった作品の上映が予定されている。

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