2024年 4月 30日 (火)

中田英寿が"世界初"の「日本酒セラー」作りに挑む 250を超える酒蔵訪問で着想

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   サッカー元日本代表の中田英寿さん(38)がワインセラーならぬ日本酒セラーを作るという"世界初"のプロジェクトを進めている。日本酒を最適な状態で保管することで品質を劣化させずに保てるという、ありそうでなかった製品開発の取り組みだ。

   「モノづくりニッポン e仕事×ReVALUE NIPPON」という企画の一環で酒蔵やプロダクトデザイナーと協力して製作を進めており、2016年1月13日に行われた企画発表会では中田さん本人がプロジェクトのきっかけと想いを語った。

  • 日本酒セラー作りは中田さんの提案に始まった
    日本酒セラー作りは中田さんの提案に始まった
  • 磯自慢酒造の寺岡洋司氏
    磯自慢酒造の寺岡洋司氏
  • プロダクトデザイナーの佐藤ナオキ氏
    プロダクトデザイナーの佐藤ナオキ氏
  • 日本酒ラボを限定オープン
    日本酒ラボを限定オープン
  • 良質な日本酒をお手頃価格で提供
    良質な日本酒をお手頃価格で提供
  • 日本酒セラー作りは中田さんの提案に始まった
  • 磯自慢酒造の寺岡洋司氏
  • プロダクトデザイナーの佐藤ナオキ氏
  • 日本酒ラボを限定オープン
  • 良質な日本酒をお手頃価格で提供

日本酒の保管方法は日本でもあまり知られていない

   「モノづくりニッポン e仕事×ReVALUE NIPPON」は、人材派遣会社の日研トータルソーシングが運営する製造業中心の求人サイト「e仕事」と、中田さんが立ち上げた、日本の伝統文化・モノづくりを国内外に発信する活動「ReVALUE NIPPON(リバリューニッポン)」とコラボレーションして2014年から行っているプロジェクトだ。近年若者の製造業離れが叫ばれるなか、若い世代にモノづくりの魅力を広め人材不足解消につなげることが狙いで、日本酒セラー作りは第3弾となる。

   きっかけは、全国250か所以上の酒蔵を巡り歩き日本酒普及に尽力している中田さんからの「ワインセラーのように、日本酒セラーも作れないか」という提案だった。和食に比べると日本酒は海外進出があまり進んでおらず、その理由の一つが「保管の仕方が確立されていない」ことであるという点に着目した。

   日本酒の適切な保管方法については国内でもあまり浸透していない。ワインセラーのように日本酒を良い状態でストックできる場所があれば国内のみならずマーケットの世界展開につながるのではないかと考えたのだ。

   プロダクトデザイナーの佐藤ナオキ氏(デザインオフィス「nendo(ネンド)」代表)がデザインを手がけ、2008年の第34回主要国首脳会議(洞爺湖サミット)でも提供された日本酒「磯自慢」の蔵元・磯自慢酒造(静岡県焼津市)や山形県産のプレミア銘柄として知られる「十四代」を作る高木酒造(山形県村山市)の協力をえて、日本酒をボトルのまま最適な状態で保存できるセラー作りを進めている。

   日本酒の品質維持の要は「温度調節」だ。磯自慢酒造の代表・寺岡洋司氏によると、ワインが通常13~16度のくらいで保管するのが良いとされているのに対し、日本酒はマイナス3度くらいを目安とした超低温に保つことで、味わいを長持ちさせることができるという。

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