2024年 5月 2日 (木)

海外旅行の必需品「モバイルWi-Fiルーター」 渡航先別の業者選び、編集部で調べてみた

空港カウンター数最強はグローバルWiFi

   お隣の韓国。VPNは必要なく、しかもレンタル料金は割安だ。500MB/日を目安に選ぶなら「イモトのWiFi」が一番安い。それ以上ならデータ使用量の上限がない「JAL ABC」でいいだろう。なにしろ、「グローバルWiFi」「イモトのWiFi」「Wi-Ho」の各1GBコースよりも安いのだから。

   最後は、親日の人が多いことで知られ、近年渡航先としての人気が高まっている台湾。1日当たりのデータ使用量が1GBまでなら「Wi-Ho!」、使い放題なら「JAL ABC」がオススメだ。

   ところで、「JAL ABC」と「Wi-Ho!」の空港カウンターは成田、羽田、関空の3空港のみ。「イモトのWiFi」はその3空港に加え新千歳、中部国際、福岡にもカウンターを設けている。3業者を上回るのが「グローバルWiFi」で、6空港だけでなく旭川、小松、静岡、伊丹、宮崎、鹿児島、那覇をもカバーし、さらにハワイ、韓国、台湾は現地での受け取り・返却も可能だ。

   日本と台湾を結ぶ直行便は、成田や羽田、関空といった国際空港だけでなく、札幌、小松、福岡、宮崎、鹿児島、那覇にも就航している。空港での直接レンタルしてスタッフの説明を直接受けたいなら、出発地の空港にカウンターを設けている業者を選ぶのもいいだろう。なおカウンターの営業時間にはくれぐれも注意を。

   JAL ABCはカウンター数が少ないが、ライバル業者にはない強みとして利用料金に応じて提携マイレージならびにPontaポイントがためられる。さらに空港での受け渡しなら手数料がかからない。

   Wi-Ho!は空港受け取り・宅配受け取りともに無料で、後者は配達時間帯の指定も可能(日の指定は不可)。返却は空港カウンターで戻せば料金はかからない。宅配での返却は料金が発生する。

   以上の点を参考にしながら、自分にとって最も都合のよい海外用モバイルWi-Fiルーターを選ぶようにしよう。

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