ピカソやダリ、ガウディたちが生きたカタルーニャ地方を知る

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   10月1日、スペイン東部のカタルーニャ自治州で、独立を争点とした住民投票が行われ、独立を訴える賛成派が圧勝。しかし、16日には独立への手続きを2か月間凍結する方針も発表された。中央政府と自治州政府の対立、繰り返し行われるデモなど、カタルーニャで今何が起こっているのか? 今回は、その構図を読み解くスペインの歴史や魅力がわかる3冊を紹介する。

   J-CASTニュースの書籍サイト「BOOKウォッチhttp://www.j-cast.com/bookwatch/)」でも特集記事を公開中。

地中海を舞台に繰り広げられた華麗な歴史ドラマ

『物語 カタルーニャの歴史―知られざる地中海帝国の興亡』(著者:田沢耕 中央公論新社)
『物語 カタルーニャの歴史―知られざる地中海帝国の興亡』(著者:田沢耕 中央公論新社)

   スペインを代表する画家、ピカソやダリが生き、ガウディの建築がそびえ立つバルセロナ。この街を中心に、いまもスペイン随一の繁栄を誇るカタルーニャは、かつてイタリアや遠くギリシャまで、地中海全域を支配した大帝国だった。『物語 カタルーニャの歴史―知られざる地中海帝国の興亡』(著者:田沢耕 中央公論新社 842円)は、時代の中心だった中世から、混乱をへながらも再生への努力を続ける現代までをたどる通史。

   「カタルーニャの誕生」「栄光への助走」「『征服王』ジャウマ一世」「地中海の覇者」「停滞、そして凋落」「その後のカタルーニャ」の全6章でカタルーニャの歴史の全貌がわかる。

建築スペシャリストによるガウディを巡るビジュアル・ガイド

『バルセロナのガウディ建築案内』(著者:丹下敏明 平凡社)
『バルセロナのガウディ建築案内』(著者:丹下敏明 平凡社)

   バルセロナ在住40余年の建築家にして、ガウディ研究の第一人者・丹下敏明氏。『バルセロナのガウディ建築案内』(著者:丹下敏明 平凡社 1836円)では、サグラダ・ファミリアやグエル公園をはじめ、路地の奥深くに残る教会や未完の計画など、歩いて集め、厳選した48の建築とゆかりの地を一挙公開。ほとんど設計図を用いなかった独自の手法、スペインとカタロニア建築の歴史、バルセロナという都市の成り立ちや背景をベースに、見ておきたい、知っておきたい彼の作品とゆかりの地を美しい写真と詳細な説明で紹介する。

添乗員もこの本で勉強している!?という噂のガイドブック

『添乗員ヒミツの参考書―魅惑のスペイン』(著者:紅山雪夫 新潮社)
『添乗員ヒミツの参考書―魅惑のスペイン』(著者:紅山雪夫 新潮社)

   「スペインの魅力とは、地方により全く異なる風土や伝統が息づき、その郷土色の豊かさにあります」と言うのは著者の紅山雪夫氏。『添乗員ヒミツの参考書―魅惑のスペイン』(著者:紅山雪夫 新潮社 637円)では、活気ある首都マドリードや美麗なイスラム建築が残るアンダルシーア地方、ドン・キホーテの舞台ラ・マンチャ地方、独自の文化が花開くカタルーニャ地方といった、スペインの観光地や名所、歴史が詳しく紹介されている。

   「歴史のあらすじ」「マドリードとカスティーヤ・イ・レオン地方/エル・エスコリアル、セゴビア、サラマンカほか」「トレドとラ・マンチャ地方/トレド、クエンカほか」「アンダルシーア/コルドバ、グラナダ、セビーヤ」「バルセロナ、バレンシアとマリョルカ島/カタルーニャの歴史、タラゴナほか」など、各章が細かくエリア分けされているのでわかりやすい。

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