2019年 12月 8日 (日)

【震災7年 明日への一歩】忘れられた大阪北部地震 5か月たった今も続く被災者支援

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   2025年の万博開催が決定し、沸き立つ大阪。一方で、2018年6月18日朝に発生した大阪北部地震の影響は、5か月が過ぎた今も残ったままだ。

   J-CASTトレンド記者は11月下旬、震災で大きな被害を受けた大阪府茨木市をたずねた。

  • 被害を受けた屋根にブルーシートを張る作業(写真提供:レスキューアシスト)
    被害を受けた屋根にブルーシートを張る作業(写真提供:レスキューアシスト)
  • 被害を受けた屋根にブルーシートを張る作業(写真提供:レスキューアシスト)
    被害を受けた屋根にブルーシートを張る作業(写真提供:レスキューアシスト)
  • 茨木市豊川では、ブルーシートに覆われた屋根がちらほらと見えた(11月24日、編集部撮影)
    茨木市豊川では、ブルーシートに覆われた屋根がちらほらと見えた(11月24日、編集部撮影)

地震から半月後に西日本豪雨で報道激減

   大阪市中心部から電車を乗り継いでおよそ40分。記者は大阪モノレール・豊川駅を降り、茨木市豊川3丁目から4丁目を歩いた。一軒家が多く立ち並ぶこの地域では、今もちらほらと屋根や壁にブルーシートをかぶせた家屋を目にした。地震から5か月後の現実だ。

   大阪北部地震は、茨木市や高槻市、箕面市などで最大震度6弱を記録。高槻市では倒れてきたブロック塀に登校中の小学生が下敷きとなり死亡する痛ましい事故が起きた。大阪府が2018年11月2日に発表した最新の被害状況(速報値)によると府内では死者6人、負傷者数は369人だ。住宅の被害は、一部集計中の町村があるが、全壊18件、半壊512件、一部損壊5万5081件となっている。このうち茨木市は全壊3件、半壊約177件、一部損壊約1万5739件で、いずれも高槻市に次いで2番目に多い。

   地震発生の翌日、茨木市社会福祉協議会(社協)はボランティアセンターを立ち上げ、各地から駆けつけたボランティアに対応した。作業の中心はがれきの撤去、家の中での家具の片付けといった「力仕事」と並んで、地震で崩れた住宅の屋根の補修だった。

   屋根瓦がずれて雨漏りの被害が起きると、とても住めない。社協はNPO「レスキューアシスト」と連携した。2016年4月の熊本地震の際、屋根の応急処置作業で実績を積んだ団体だ。ブルーシートや土のうのほか資材を用意し、作業や技術指導はレスキューアシストが担って、高齢者や障害者らの被災者世帯を優先的に支援した。

   ところがメディアや世間の関心は、大阪からすぐに離れてしまった。地震から半月ほど後の7月上旬に西日本豪雨が発生。広島県、岡山県、愛媛県を中心に甚大な被害をもたらしたのだ。地震と豪雨、被災者が見舞われた苦痛に差はないが、豪雨の被害はあまりにも大きく、大阪の被災地が、忘れられていった。

「ボランティアの数は激減しました」

   茨木市社協の佐村河内力さんは、こう振り返る。地震発生後最初の週末となった6月23~24日、茨木市には300~350人のボランティアがやって来た。ところが西日本豪雨が発生した直後の7月7日~8日は、80人程度に急減。以降は深刻な人手不足に陥った。レスキューアシスト代表の中島武志さんは7月23日付のフェイスブックで、「今大阪北部地震の情報はほとんどメディアなどでながれる事はありません...... 大阪は本当に人が足りません、どうか大阪を忘れずに助けて下さい」と訴えた。地震から1か月ほどで、このような事態に陥っていたのだ。

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