2019年 12月 16日 (月)

「タピオカ+中国銘茶」東京下町で開店 元中国人留学生「自前ブランド」に込めた思い

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   2019年夏、日本で大ブームを起こしたのがタピオカだ。人気店には、若い女性を中心に行列ができ、タピオカ入りのドリンクを買い求める姿があちこちでみられた。

   ブームのさなかの今年8月25日、東京スカイツリーが間近に見える東京都墨田区押上に、タピオカ飲料をメインに販売する「茶引」(チャイン)がオープンした。店長の周奕引さんは中国・温州出身。初来日時に日本の文化に魅了され、その後留学。今は自身の店を切り盛りする日々だ。

  • 「茶引」の前で笑顔の周奕引さん
    「茶引」の前で笑顔の周奕引さん
  • 「茶引」開店にお祝いの花が集まった(写真は周奕引さん提供)
    「茶引」開店にお祝いの花が集まった(写真は周奕引さん提供)
  • タピオカドリンクを作る周奕引さんと李恩辰さん(左から)
    タピオカドリンクを作る周奕引さんと李恩辰さん(左から)
  • 店は東京スカイツリーがよく見える場所にある(写真は周奕引さん提供)
    店は東京スカイツリーがよく見える場所にある(写真は周奕引さん提供)
  • 「茶引」に勤務する女性たち(写真は周奕引さん提供)
    「茶引」に勤務する女性たち(写真は周奕引さん提供)

大学院で経営学専攻、就職、歌手デビューも

「おすすめは、プーアルタピオカミルクティーですよ」

   周さんが笑顔で接客に当たる。注文を受けると、この日勤務していた李恩辰さんと一緒に、てきぱきとドリンクをつくった。平日の午後だが、男子中学生や女子高生のグループやカップルと客足が絶えない。

   上海の大学在学中、2年生で「ミス・キャンパス」に選ばれ、日中友好のための中国人学生代表として初来日した周さん。1週間ほどの滞在で東日本大震災の被災地でボランティア活動に携わる一方、日本の文化やファッションへの興味を深めた。当時、海外留学を考えていたが、この経験で日本行きを決心する。

   卒業後の2014年に再来日し、日本語学校で1年間学んだ後、翌15年4月に学習院大学大学院経営学研究科に入学。「ファミリービジネス」を研究テーマに据え、学んだ。

「在学中から、将来は自分のブランドをつくりたい、事業経営したい考えはありました」

と、振り返る。来日のきっかけは魅力的な文化だったが、事業経営という将来の目標がクリアになっていく。勉強と同時に、起業に向けたリサーチは始めていた。2017年3月に修士号を取得すると、日本の企業に営業職として就職した。

   「自分は行動的だと思います」と自己分析する。例えば、JTBの在日中国人ユニット「CJ-Angel」の一員として2018年、歌手デビューを果たしている。「WeChat」のユーザー約37万人によるネット投票のあと、実行委員会の一次、二次審査を経て選ばれたのだ。

   日中交流の懸け橋の役割を担い、羽田空港や在北京日本大使館での観光イベントに参加した。一方で、起業への準備も怠らなかった。無論、開店資金は必要だが、「自分が本当に何をしたいか」考えを煮詰め、リサーチを進めていった。

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