2021年 5月 6日 (木)

「タピオカ+中国銘茶」東京下町で開店 元中国人留学生「自前ブランド」に込めた思い

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「近年の海洋汚染は深刻」クジラをシンボルに

   タピオカは、日本で流行する数年前から注目しマーケティング調査を続けていたと、周さん。そこに、自ら厳選した中国茶を合わせることで付加価値を高めよう。もともと興味のあった環境保護にも貢献したい――。ブランドの骨格を固めていった。当初は起業を予定しており、勤務先の上司に相談したところ、会社が事業として認めてくれたと明かす。周さんが新会社の社長という形で店を経営し、勤務先が親会社としてサポートすることとなった。開店に向けて実質的に動き出したのが6月で、そこから8月25日の開店までわずか2か月、猛スピードで準備を整えた。

   「茶引」の店名に表れているように、ドリンクに使用する茶にはこだわる。周さん自身、1日に100杯もの茶を試飲し、味や色、香りが満足できると判断した中国茶だけをそろえた。

   もうひとつのこだわりは、飲料を入れるプラスチック製のコップだ。再利用が前提で、来店時に以前使ったコップを見せると料金を割引く。「近年の海洋汚染は深刻」と考え、店として貢献する方法を考えた結果だ。「茶引」のロゴには、海を中心とした環境保護のシンボルにしようとクジラを選んだ。

   オープン初日には、多くの人が駆け付けた。中には大相撲の元大関・琴欧洲(現・鳴戸親方)の姿も。「私は最初(有名な力士だったと)知らなかったのですが...とても大きな人で、びっくりしました」と笑う。

   東京スカイツリーに近い立地で、観光客だけでなく、地元の若者や親子連れ、高齢者が買いに来るとの話だ。「子どもが再利用のコップを持って、何度も来てくれるのはうれしかった」。

   第一歩はドリンクショップだが、将来はブランドを大きくして、新しいライフスタイルを提供できるビジネスを目標にしている周さん。自然環境への配慮と日中友好への貢献を軸に、ビジネスチャンスをとらえていきたいと目を輝かせた。

(J-CASTトレンド編集部 荻 仁)


   日本に住む中国出身者の数は、2018年末時点で76万4720人。台湾出身者を合わせると83万人に迫る(法務省調べ)。日本社会に根付き、活躍する中国人は少なくない。J-CASTトレンドではこうした人の取材を軸に、「私たちのすぐ近くの中国」を見ていく。


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