2020年 10月 1日 (木)

動物愛炸裂で他社とWin-Win「田中金属製作所」【ツイッターは仕事!企業公式「中の人」集合(11)】

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   田中金属製作所(岐阜県山県市)は、0.001mm未満の超微細な気泡「ウルトラファインバブル」技術製品を製造販売する企業だ。シャワーヘッドをはじめ、シャワーパーツや蛇口などを扱っている。

   公式アカウントの投稿を見ると商品画像だけでなく、犬や猫の写真付きツイートも目立ち、動物好きユーザーと積極的に交流を図っている様子がうかがえる。本業とは関連性が低いようだが、その狙いとは。

  • 田中金属製作所公式ツイッターアカウント担当者
    田中金属製作所公式ツイッターアカウント担当者
  • パッケージやロゴのデザインを手掛け、思い入れのあるシャワーヘッド「ピュアージュ」
    パッケージやロゴのデザインを手掛け、思い入れのあるシャワーヘッド「ピュアージュ」
  • 田中金属製作所公式ツイッターアカウント担当者
  • パッケージやロゴのデザインを手掛け、思い入れのあるシャワーヘッド「ピュアージュ」

テーマパークで羊と触れ合おうとしたら「ヤバいおじさん」認定

株式会社田中金属製作所】シャワーヘッド「ボリーナ」や「ピュアージュ」などウルトラファインバブル技術製品にまつわる使い方やイベントといった最新情報を発信する。現担当者が2017年10月にアカウントを開設し、現在まで運用中。自らをネタにした、ゆるい「おふざけツイート」も人気だ。

   担当者は営業開発部の広報担当兼デザイナー。ECサイトの管理やメディア対応にあたるほか、女性向けシャワーヘッド「ピュアージュ」のプロジェクトチームの一員としてパッケージやロゴのデザインを手掛けるなど、さまざまなタスクをこなす傍らツイッターを運用している。

「運用目的は会社と商品の認知度向上です。『ボリーナとは?』と聞いたら、10人中9人が『田中金属製作所ね』と答えてくれるようにしたいなと思っており、まずはユーザーに興味を持ってもらうために程よくくだけたツイートをしています。かつて実家で猫を飼っていたことがあり、農業高校で動物について学んだ経験もあって動物が大好きなので、アニマルネタはよく呟いていますね」

   特に反響があった動物ツイートが19年9月17日の投稿。岐阜県郡上市にあるテーマパーク「牧歌の里」を訪れた担当者が飼育されている羊に近づこうと歩み寄るが、どれだけ追いかけても逃げられてしまい、触れ合えない様子を収めた動画だ。

「牧歌の里で羊たちと触れ合ったのは、実は二度目でした。一度目は逃げられなかったのでなんでだろうと...普段も、むしろ動物たちが寄ってくるくらいなんですよ。ですがこのツイートをして以来『動物愛が重い、ヤバいおじさん』としてイジられることが増えました(笑)」

「やったことは全て無駄にならない」

   他社が飼っている犬にも、ツイッター越しに「愛」を炸裂させている。お相手はこんにゃくや、ところ天製造販売を行うマルフク食品(三重県四日市市)の看板犬「ふくまる」だ。

   18年8月にツイッターを介して知り合い、「名前と見た目が可愛すぎる」と日々ラブコールを送っている。特に、ニュース映像の再現CGが作れるアプリ「再現CGメーカー」を使い、ふくまるへの想いをコミカルに表現するツイートが話題だ。19年12月には、それまでに作成した再現CGからグランプリを決める「#今日のたなきんさんCG アワード2019」を企画し、投票を募った。そこまで他社に熱を上げ、労力をかけても指摘は入らないのだろうか。

「社長からは『成果上げてるからいいよ』とむしろ褒められます(笑) マルフク食品とふくまるとのやりとりを通じ、当社だけではリーチしにくい『動物好き』ユーザーとの縁ができました。フォロワー増、認知度向上に繋がったのでまさにWin-Winです。特にここ数か月は『ツイッターを見て買った』と商品について呟いてくれる人が増えてきて、ようやく芽が出てきたかなと感じています」

   ただ、あくまでも運用しているのは「企業公式アカウント」という意識を忘れず、自分の趣味や嗜好を出し過ぎないよう気をつけているという。実際、再現CGはマルフク食品がふくまるの写真をツイートした時にリプライ欄に投じることがほとんど。バランス感覚を大切に、「カタすぎず、ふざけすぎず」のスタンスで運用していると話す。

「認知度を上げたいのは担当者である『自分』ではありません。かといって商品をPRしようとして広告色を強くし過ぎると、見ている側は面白くない。そこの塩梅が難しく、試行錯誤中です。時間をかけて考えたネタツイートが滑ることもありますが、『タイミングが悪かった』と受け止め、落ち込まないようにしています。発信したものは残るので、何かの拍子に取り上げられて話題になるかもしれません。やったことは全て無駄にならないですから」

各企業公式ツイッターアカウント担当者(通称:中の人)をJ-CASTトレンド記者が突撃取材。「業務」として日々ツイッター運用に取り組む担当者たちの魅力を紹介する。

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