2024年 4月 24日 (水)

■ヴィクトリアマイル「カス丸の競馬GI大予想」
アーモンドアイは復活できるか?!

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   カス丸 はーい、ぼくカス丸きゃすう。先週のNHKマイルカップは9番人気のラウダシオンが勝つという大波乱だったじぇい。カス丸の本命◎レシステンシアは頑張ったけど2着だったきゃすう。今週はまったく同じコースでヴィクトリアマイル(2020年5月17日、東京競馬場、芝1600メートル)があるじぇい。久しぶりに現役最強馬、アーモンドアイが登場するよ。暮れの有馬記念でデビュー以来初めて大敗してから初のレースだじぇい。でも、カスヨ姉さんもガジュマル爺も本命◎に挙げてないきゃすう。なんで?

アーモンドアイの「不運」続き

   カスヨ 爺は単穴▲にしてあるから3番手評価ね。わたしは押さえ△だわ。まあ、アーモンドアイはカス丸が言うように現役最強馬といって間違いないわね。でも馬の評価と実際のレース結果は違ったりするのはよくあることよ。アーモンドアイはね、昨年の暮れ前から不思議なくらい不運続きなのよね。まず有馬記念なんだけど、9着というありえない大敗になった理由は大きく二つあるわね。一つは馬自体の問題。もうひとつは人間さまの側の問題ね。最初の馬のほうだけど、あのとき香港遠征の予定だったのに熱が出たために急きょ取りやめたのよね。それでローテーションが狂って、さあどうしようかとなり、年末の有馬に出そうかとなったんだけど、結果的に調整がうまくいかなかったわけね。馬の熱発というのはよくあることで、熱発しても勝つ馬もいればそうでない馬もいるわ。でもアーモンドアイの場合は、元々体質が弱い、という点があったようね。たとえば、昨年秋の天皇賞を勝った時なんだけど、レース後の表彰式には欠席したのよ。それはレース後、ふらつきが出たものだから大事をとったわけね。レースで全精力を使ってしまうようで、ふらふらになるタイプなのよね。だからレースも使い詰めというのはムリで、間隔をたっぷり空けないと力を出せないタイプなのよ。まあ、底力はすごい馬なんだけど体質が弱い、ということで扱いが難しいわけね。
もうひとつの人間のほうでいうと、計画が狂ったものだから調教も普通でなくなったのは間違いないわね。担当厩舎は当時「大丈夫」を繰り返してたんだけど、急仕上げだったのは否めないわね。それと当日のレースの仕方ね。有馬記念というレースは、中山競馬場を1週半近くするんだけど、1週目のホームストレートに来た時にこの直線の先がゴールだと馬が思ってしまったみたいね。レースのビデオを見るとわかるんだけど、ホームストレートに来た時に、一頭だけラチ(柵)から離れて暴走気味に走っているわ。ほかの馬はもう一周あるのだから、みんなラチに沿って走っているのに。どうもアーモンドアイはこの直線でゴールだと思ったらしくスピードを上げたわけね。それでルメールちゃん(クリストフ・ルメール騎手)が制御したんだけど、前に行こうとするわけ。まあ、馬と騎手とのケンカみたいな状態になったのね。昔、ディープインパクトが菊花賞に出たとき、似たようなシーンがあったわ。菊花賞は京都競馬場を1週半走るんだけど、最初のホームストレートに来た時に、ディープはどんどん前に行こうとしたのね。でもこのとき鞍上のユタカちゃん(武豊騎手)は強引にラチ沿いにディープを誘導したわ。当時の映像を見ると、他の馬の進路妨害ともいえるほど強引に内に入れたのよ。でもそれでディープは落ち着いて走るようになり、最後は勝って見事三冠馬になったのね。有馬の時のアーモンドアイも同じように内に入れて落ち着かせればよかったのに、ルメールちゃんはそのまま行かせて、向こう正面を過ぎても落ち着かず第3コーナーあたりから今度は捲って先頭に立とうとする始末だったわ。これではいくら天下のアーモンドアイといっても最後までもたないわよ。案の定、先頭には出たものの最後の坂でぱったりと止まってしまい、あとは追ってないわね。このときのルメールちゃんの騎乗にファンからは「傲慢な騎乗だ」といった批判が寄せられたわ。そういわれても仕方なかったと思うわね。
まあ、ということが負けた要因だと思うんだけど、問題は今回はどうなのかという点ね。アーモンドアイは3月にドバイに遠征したんだけど、新型コロナの影響でレースが中止になり、そのまま帰ってきたわけね。不運といえば不運なんだけど、ローテーションが狂ってしまったのは、暮れのときと同じだわ。今回は熱を出したとかの病気ではないんだけど、予定が違ってしまったことで本当に本調子なのか疑問符がついても仕方ないのよ。もう一つは鞍上がルメールちゃんで同じなんだけど、有馬記念のときの反省をちゃんとしてるかどうかなのよね。ヴィクトリアマイルのコースはワンターンの直線勝負と分かりやすいから、馬が勘違いすることはないと思うんだけどね。でも過去10年の結果をみると、年初戦の馬は馬券に絡んでいないのよね。でも、アーモンドアイという馬はすでに歴史的な名馬だから過去のデータをことごとく覆してきたこともあり、まあ馬券は外さないと思うけど万全じゃないと思うわけね。普通に走れればあっさり勝ってしまう力はあるんだから。でもこれまでの流れは普通じゃないのよ。不運続きがこれで終わればいいんだけど...。

   カス丸 ふーん、競馬に絶対はないってこときゃすう。で、カスヨさんの本命◎はプリモシーンなわけ?

   カスヨ ヴィクトリアマイルというレースはね、リピーターが多いのよ。プリモシーンは昨年2着よ。それと鞍上が昨年ノームコアで優勝したダミアンちゃん(ダミアン・レ-ン騎手)よ。これで鬼に金棒ってもんよ。プリモシーンはとにかく左回りの1600メートルは強いのよ。昨年2着というほかに関屋記念(2018年)1着、東京新聞杯(2020年)1着、中京記念(2019年)3着、といった塩梅ね。東京競馬場はいまや高速馬場だから持ち時計もよくないとダメなんだけど、プリモは1.30.5だから今回のメンバーの中ではトップクラスなのも心強いわね。

   カス丸 爺の本命◎は昨年の優勝馬、ノームコアだじぇい。今年も勝てるきゃすう?

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