超高性能パソコンを自作
ちょうど西日本新聞は11月29日、「藤井二冠の『モンスター級』自作PC、何がどれだけすごいのか」というニュースを報じた。藤井二冠は自作パソコンで将棋を研究しているが、その性能がとてつもないというのだ。CPU(中央演算処理装置)にAMDの『Ryzen Threadripper(ライゼン・スレッドリッパー)3990X(以下3990X)』を使っている。メモリーは何と256ギガ。
専門学校コンピュータ教育学院(福岡市)の伴昭彦さんが解説している。3990Xはコア・スレッド数とも家庭用パソコンとは比較にならない。インテル社のCorei7の10倍程度だという。メモリーは、一般的なノートパソコンに搭載されているものは8~16ギガなので、こちらも比較にならない。
記事の中で、伴さんは「ものすごい性能だといえます。3990Xを搭載したパソコンはAI(人工知能)研究を行ったり高度の映像処理技術が求められたりと、使う人が限られています。私の周りで使っている人を見たことがありません」と驚嘆している。
『藤井聡太のいる時代』には「中高一貫校への受験を決めた理由」「睡眠時間、勉強法まで」なども掲載されている。将棋のみならず、自作パソコンのスペックでも同世代のトップを走るスーパー頭脳の一端を知ることができるかもしれない。
そのほか、「6歳、夢は名人」「鉄道好き、公式戦帰りに各駅停車の旅」「匿名でネット対局、中1でプロ並みの点に」「大人びた読書で培った言語感覚」などの話も紹介されている。
価格は1300円+税。