2024年 4月 19日 (金)

水分補給は「腸活」にも必須 「便秘解消」につながる水の飲み方を知ろう

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【連載】プロが教える「超ラク腸活」

   暑いこの時期、水分補給は、熱中症予防のために欠かせない。それだけでなく、水を飲むことは「便秘解消」においても非常に重要な要素だ。

 

   うんち記録アプリを運営するウンログ(東京都渋谷区)の長瀬みなみさんに、「腸スッキリ」を目指すために意識すべき、水分補給の方法とポイントを聞いた。

 
  • 水分補給で「腸スッキリ」目指そう(画像はイメージ)
    水分補給で「腸スッキリ」目指そう(画像はイメージ)
  • 水分補給で「腸スッキリ」目指そう(画像はイメージ)

自分に合った適量を探そう

   長瀬さんによると、そもそも便の硬さは「水分」で決まる。

「健康的なうんちの水分量は大体80%程度と言われています。うんちの中の水分が多くなれば下痢、少なくなれば便秘になります」

   しかし、水をたくさん飲めば、それで便秘が解消するわけではない。便は水分に「食物繊維」が加わることでしっかりつくられ、柔らかくなる。水分だけでなく、食物繊維を取り入れることも大切だ。

   また、1日の水分摂取の適切量は人によって異なるという。まずは、1.5リットル~2リットルを目安に飲み、自分に合った適量を探そう。1回でコップ1杯(200ミリリットル程度)を目安に、1日の中で複数回に分けて飲むとよい。中でも、朝起きてまず1杯飲むのがおすすめ。「睡眠中に失った水分を補給するほか、腸を動かすことができます」。

   一度に大量に飲んでも、体が吸収しきれなければ、その分は尿として排出される。尿の回数が異様に増えた時や、尿が無色透明の時は飲み過ぎの可能性が高い。

   水を選ぶ際のポイントは何か。まず、温度。長瀬さんは、冷たすぎるよりも「常温以上」のものを勧める。次に、種類。これは、硬水と軟水でどちらが優れている、というものはなく、飲みやすいものを選べばよい。ただ、硬水にはマグネシウムなどのミネラルが多く含まれており、便を柔らかくする効果が期待できる一方、ゆるくなりすぎることもあるので飲みすぎは厳禁とのこと。

ノンカフェインのお茶がおすすめ

   水のほかにも、様々な飲み物がある。長瀬さんは、水以外に水分補給に適したドリンクに、麦茶などの「ノンカフェインのお茶」を挙げる。カフェインを含むものは利尿作用があり、水分補給として飲むのは適していないそうだ。また、ジュース類は、糖類の摂りすぎにつながるため、これらは嗜好品として楽しむ程度にしておこう。

   もし普通の水に飽きてしまった時は、「水ゼリー」にして水分を補うのもあり、と長瀬さん。ミネラルウォーターをゼラチンで固めるだけだが、食感が変わって楽しめそうだ。水ゼリーに、腸に良い食材の黒蜜ときなこをかけて食べれば、夏のおやつにもぴったりだと教えてくれた。

「大切なのは『体内で吸収できる量を、回数を分けて飲むこと』です。今日からぜひ意識してみてください!」
○長瀬みなみ(ながせ・みなみ)
ウンログ株式会社うん広報部員。腸活うんち専門家。
東京生まれ、便秘育ち。幼少期から便秘に悩まされ、不遇な青春時代を過ごすが、自身の便秘解消をきっかけに、腸の健康に真剣に向き合うようになる。ベンチャー企業で広報業務を経験後、2018年にうんち記録アプリ「ウンログ」の広報を立ち上げ、現在では腸活特化型ユーチューブチャンネル「ウンTube」の運営など、誰でも続けられる毎日の観便と腸活を提案する腸活うんち専門家として活動している。
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