2024年 4月 20日 (土)

冬の地震は二次被害が怖い 生き埋めで凍死、寒冷地の長期停電は死活問題

寒さで体力が続かなくなる

   夏と冬での被害数の差を、具体的な数値で見せているケースもある。北海道札幌市は、広報誌で夏場との被害状況の違いを説明。「広報さっぽろ」(14年12月号)によると、このような差がある。

1)死者の増加
夏季 1789人
冬季 8234人

2)避難者の増加
夏季 8万1000人
冬季 20万2000人

3)焼失建物の増加
夏季 160棟
冬季 560棟

   上記1のうち、6184人は「生き埋めによる凍死者の想定人数」だという。救助を待つ時間が夏と同じでも、寒さで体力が続かなくなることから、死者数の増加に繋がってしまうのだ。

   最悪の場合、自ら避難できず、断水・停電した自宅で救助を待ち続けるしかない事態に陥る可能性もある。今のうちに、備えは万全にしておきたい。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中
カス丸

ジェイキャストのマスコットキャラクター

情報を活かす・問題を解き明かす・読者を動かすの3つの「かす」が由来。企業のPRやニュースの取材・編集を行っている。出張取材依頼、大歓迎!