2022年 6月 26日 (日)

アサリの9割は外国産だった 「産地偽装」で分かった食の現実

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店頭の8割が「熊本産」

   熊本県は対応に追われている。西日本新聞によると、記者会見した蒲島郁夫知事は終始厳しい表情で、県内の漁協が約2か月間、出荷を緊急停止すると発表した。

   熊本県は近年、水害で大きな被害を受け、全国ら支援されてきた。県には「災害で支援したのに裏切られた」という厳しい声も届いているという。

   岩田屋本店(福岡市)では2月1日、「正確な産地が特定できない」(広報担当者)として店頭からアサリが姿を消した。イオン九州(同)は順次、他の産地に切り替える方針。鶴屋百貨店(熊本市)は偽装の疑いが報道されて以降、アサリ全般の取り扱いを停止したという。

   農林水産省が2021年10~12月に全国のスーパーなどの実態調査したところ、熊本県産アサリが全体の79.2%を占めていた。推計2485トン販売され、熊本県産の年間漁獲量(20年は21トン)をはるかに上回っていた。

   同省によると、国産アサリの漁獲量は減少傾向で、20年は4400 トン。これに対し輸入量は3万5370トン。流通しているアサリの9割近くを占める。ほぼ全てが中国産か韓国産。しかし実態調査では、店頭に並んでいた中国産はゼロ、韓国産は0.9%にとどまっていたという。

   アサリは日本各地の貝塚からも見つかるなど、古くから最も身近な貝類だ。現在では、潮汁、酒蒸し、味噌汁や和え物、しぐれ煮のほか、スパゲティやクラムチャウダーなど幅広く使われている。消費者はこれから、食べているアサリはたぶん外国産、と思っていた方がよさそうだ。

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