「リプトン ミルクティー」終売 新製品「ロイヤルミルクティー」の味は

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   紅茶飲料「リプトン ミルクティー」が2022年3月で終売となった。紙パックで、コンビニエンスストアやスーパーマーケットで販売されていた。

   メーカーは、「リプトン」ブランドの紙パック飲料やチルド飲料を扱っている森永飲料だ。同社は3月29日、「リプトン ロイヤルミルクティー」を新発売したが、「リプトン ミルクティー」の愛飲者からは「味が変わった」との指摘がみられる。

  • 3月29日発売の「リプトン ロイヤルミルクティー」(500ミリリットル、画像は森永乳業広報の提供)
    3月29日発売の「リプトン ロイヤルミルクティー」(500ミリリットル、画像は森永乳業広報の提供)
  • 3月末ごろで終売した「リプトン ミルクティー」(470ミリリットル、提供は同)
    3月末ごろで終売した「リプトン ミルクティー」(470ミリリットル、提供は同)
  • 3月29日発売の「リプトン ロイヤルミルクティー」(500ミリリットル、画像は森永乳業広報の提供)
  • 3月末ごろで終売した「リプトン ミルクティー」(470ミリリットル、提供は同)

中身もパッケージも刷新

   「リプトン ミルクティー」の終売は、3月末ごろからツイッター上の一部で話題となっていた。

   同時期に新登場した「ロイヤルミルクティー」の味わいは、ツイッター上で一定の評価を得ている。一方で、長年の愛飲者からは「味が変わって寂しい」との声が複数出ている。

   森永乳業広報IR部に取材した。「ロイヤルミルクティー」は、「従来品から中身やパッケージを大幅に刷新」し、新商品として発売したと話す。

   つまり、味も異なる。広報担当によると、従来品のおいしさを生かしつつも、使用する茶葉の量は5%増。「乳固形分」(乳製品の中の水分以外の部分)は、1.5倍以上に増やした。紅茶の香りやミルク感のコクを高めた「より本格的なミルクティー」に仕上げたという。飲料としての種類別名称も、「紅茶飲料」規格から「乳飲料」規格に変わったと話す。

シリーズを大幅見直し

   「いれたてのような紅茶のおいしさ」を今後も継続的に、かつより多くの消費者に伝えたいと考え、リプトンシリーズ全体を大幅に見直したとの話だ。

   「紅茶の価値」を再考。従来の「ミルクティー」を高頻度で飲んでいた人も満足できる味わいを追求し、「ロイヤルミルクティー」を新発売したと説明する。

   発売前の試飲調査によると、「リプトン ミルクティー」を日ごろ飲んでいた消費者の9割が、「ロイヤルミルクティー」を「買いたい」と評価したとのことだ。

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