2024年 5月 4日 (土)

ウクライナ危機で5円玉ピンチ 銅・亜鉛値上りで原価が額面超えそう

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1円玉が高コスト

   では、他の硬貨の原価はどのくらいなのだろうか。三菱UFJ信託銀行のウェブサイトが20年3月6日、詳しく解説している。

   各種の硬貨に含まれている金属の種類や割合は公表されている。このデータを金属の市場取引価格に照らし合わせることで、1枚当たりの原料価格が推定できるという。

   例えば、「1円硬貨は100%アルミニウムで作られており、重さが1gです。2018年のアルミニウムの価格は1kg当たり約291円前後です。この価格を当てはめると1円玉の原料価格は1枚当たり約0.29円となります」。

   ただし、硬貨を作るには、原料費のほかに、製造コストがかかる。同行は各種硬貨の発行実績や、造幣局の年間予算をもとに硬貨の製造原価を算出。1円玉が約3.1円、5円玉は約10.1円、10円玉は約12.9円、50円玉は約12.1円、100円玉は約14.6円、500円玉は約19.9円と推計している。

   つまり、1円、5円、10円はすでにコスト割れ。中でも硬貨の価値と、製造原価との乖離が最も大きいのは1円玉、ということになる。

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