2024年 5月 3日 (金)

日本がドイツ撃破 GK権田修一「スーパーセーブ」前にピッチで見えた危うさ

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「現実を受け止めて次に」素早い切り替え

   試合後の会見で権田は、自身のプレーに対するPK判定への不満を語りながらも、「事実は変わらない」「PKを決められてしまった現実を受け止めて次に行こうとした」とメンタルを明かした。その前向きな姿勢と切り替えの早さが、目の前のプレーへの集中に繋がり、ドイツの決定機を何度も打ち砕けたのかもしれない。権田はこの試合、マン・オブ・ザ・マッチに選出された。

   もちろん、他の選手たちが集中していなかったわけではない。ただ、権田のスーパーセーブの陰で、選手のセルフジャッジが致命傷につながりかねない危うさが垣間見えた。次戦以降はピッチにいる日本選手全員、笛が鳴るまでプレーを続けて欲しい。(選手敬称略)

(石井紘人 @ targma_fbrj)

石井紘人(いしい・はやと)
ラジオやテレビでスポーツ解説を行う。主に運動生理学の批評を専門とする。著書に『足指をまげるだけで腰痛は治る』(ぴあ)『足ゆび力』(ガイドワークス)など。『TokyoNHK2020』サイトでも一年間に渡り、パラリンピックスポーツの取材を行い、「将棋をスポーツ化した競技『ボッチャ』」などを寄稿。 株式会社ダブルインフィニティ代表取締役でもあり、JFA協力、Jリーグと制作したDVD『審判』、日本サッカー名シーン&ゴール集『Jリーグメモリーズ&アーカイブス』の版元。現在『レフェリー』の販売中。

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