「節電の冬」でも街はイルミネーション ライトアップのイベントどう対応

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東日本大震災の年は中止した例も

   東日本大震災が発生した2011年では、電力需要の逼迫に伴い各地で節電要請が出されていた。これに合わせ、11年冬には一部でイルミネーションを取りやめる動きがあった。佐川急便は、それ以前は毎年、本社や全国の支社、営業店でクリスマスイルミネーションを実施していたが、2011年は節電要請を受けて中止した。

   2011年10月31日付「J-CASTニュース」では、半導体メーカー「ローム」(京都市右京区)によるイルミネーションが中止になったと伝えている。本社周辺の並木道で毎年、クリスマスシーズンになるとイルミネーションを実施していた。「イルミネーションの点灯時間が冬の電力需要のピークと重なる」ことが理由だ。

   2022年でも、イルミネーション主催者が節電要請に配慮するケースがある。埼玉県深谷市は、11月29日から実施しているJR深谷駅北口のイルミネーションについて、「節電のため、消灯時間を午前0時から午後11時に変更します」と12月1日に発表した。今後の状況によりさらに短縮する場合もあるという。

   経済産業省公式サイトは、具体的な数値目標は設けず、「無理のない範囲」での節電への協力を呼びかけている。

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