虫プロダクションが製作したアニメーション映画「哀しみのベラドンナ」の、50周年記念展・NFT発行イベントが、東京・原宿のSOMSOCGalleryで2023年2月26日まで開催されている。会場では、当時の原画および複製原画の展示販売、オリジナルグッズ販売ほか、NFT(非代替性トークン)作品が発表されている。2月14日のメディアプレビューに足を運んだ。彼女はいかにして「魔女」になったか2階のアートギャラリーに上がると、正面のスクリーンと、視線が合ったように錯覚した。「哀しみのベラドンナ」の一部を紹介するショートムービーが流れており、妖艶な雰囲気をまとう主人公・ジャンヌの顔や肢体が、しばしば大写しになる。会場に展示されていた、横長の絵画合計、1800枚のNFTを発行本イベントはSOMSOCGalleryと、NFTのインキュベーションプラットフォーム企業・UneMetaの共催。今回は、「哀しみのベラドンナ」を象徴する36シーンを選りすぐり、劇中や原画素材のスキャンデータから、それぞれ50エディションのNFTを作成した。UneMeta創業者であるAnn氏は、発表資料のコメントで「この作品の50年の歩みを辿るうちに、当時の保存環境には限界があり、良好な状態を保ち続けるのは困難で、一部は失われていることがわかった」と明かしたうえで、こう述べている。「このクラシックな作品を、NFTという最新の技術を利用して、語り継いでいきたいと思います。みなさんにアートの価値と保存の形式やNFTの価値に対して考えていただければ嬉しい」4Kでの上映会、当時のスタッフとの座談会なども予定。
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