2024年 4月 25日 (木)

ランニング中いきなり腹痛のわけ ちょっとハードな運動の落とし穴

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運動時間が長くなると

   誠さんの腹痛は、ランニングによる腸をはじめとした内臓の虚血によると考えられます。長時間のランニングで内臓の血液量が低下したために、腹痛が発生してしまいました。

   運動すると、体を動かすために血液は筋肉へ集中して巡るようになります。その分、本来なら内臓へ送られるはずの血液量は減少。血液とともに送られる酸素量も減少します。すると、内臓の働きが低下して、さまざまなトラブルを引き起こす可能性があるのです。

   2012年にオランダのリンステル・ステーゲ医師が発表した論文によると、安静時を100%とした内臓(肝臓)の血液量は、少しきつい程度の自転車運動を行うと、20分で全体の約60%、60分で約80%減少することがわかっています。

   誠さんのケースでは、慣れない距離を突然走ったことで、内臓の虚血と酸素不足によって腸の動きが停滞。ガスがたまり、お腹のハリと腹痛に繋がってしまいました。

   ランニング中の水分補給は、60分で1リットル弱程度が理想的と言われています。今回、誠さんの水分摂取量は適切だったと言えるでしょう。食後すぐに走ると腹痛を起こすことがあるので、水分のとりすぎでも腹痛が起こるイメージがあります。しかし、水分は適切な頻度で摂取すれば腹痛には繋がりません。むしろ、水分不足が内臓虚血の原因となる場合があるため、こまめに水を飲みましょう。

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