音響機器メーカーのティアック(東京都多摩市)は、USBDAC(デジタル・アナログ・コンバーター)/プリアンプ/ヘッドホンアンプ「UD-507」を2024年8月下旬に発売した。当初は6月下旬の予定だった。A4サイズのコンパクトモデル上位モデル「700シリーズ」の設計思想を詰め込んだ同社設計のディスクリートDAC「TRDD5」、フルバランス・デュアルモノラル設計のプリ/ヘッドホンアンプを搭載した、A4サイズのコンパクトモデルとなる。USBDACとしてDSD22.5MHz、PCMは384kHz/32bitのCDを超える高解像度「ハイレゾ(ハイレゾリューション・オーディオ)音源」の再生に対応しているという。デジタルはUSBType-B/Type-C、コアキシャル、オプチカル、Bluetoothの5系統、アナログ入力はアンバランス/バランスの2系統を装備するなど高い拡張性を実現したとしている。Bluetoothを除く全てのデジタル入力に対応するMQAフルデコーダー機能を搭載する。BluetoothはLDAC、aptXHD、LHDCなどの高音質コーデックをサポートする。ヘッドホン出力端子は、バランス/アクティブグランド駆動の切り替えが可能なXLR4ピンとPentaconn端子、6.3ミリ・ステレオフォン標準端子を備える。カラーはシルバー、ブラックの2色。価格は32万7800円(税込)。
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