珍名、奇名がいっぱい インパクト十分「モノの名前」

   「俺は眠くなーい」「うまい棒入浴剤」「骨盤のきもち」――これらは最近モノウォッチで紹介した新商品の名前だが、どれも「えっ、どんな商品?」と思うような強烈なものばかりだ。商品名もインパクトが重要。今回は印象に残る「珍名商品」を集めてみた。

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「ナンデスカ?」って何ですか?


ミズノが発売する「じつは!腹筋くん」

   「俺は眠くなーい」は、安眠促進CD「羊でおやすみシリーズ」の番外編として作られたCDだ。羊でおやすみシリーズは羊を数える声を聞かせて眠りに導こうというCDだが、こちらは、声優のアドリブが随所に入っている異端バージョン。安眠促進CDではなく、夜を楽しむためのCDということだ。

   「じつは!腹筋くん」という名前もインパクトは十分だった。こちらはミズノが2008年2月から発売する座椅子型の腹筋トレーニング器具。「ふだんは座椅子の格好をしているんだけど、実は腹筋トレーニングに使えるんだよ」ということでこのネーミングに。背もたれや足固定パッドを調節できるので、「腹筋力の衰えた人でも無理なく鍛えられる」というのがうれしい。

   インパクトのある奇抜な名前といえば「ナンデスカ?」。それこそ、こちらから「なんですか?」と聞き返したくなる商品名だが、実は意味がある。インド料理でおなじみの「ナン」をチップスにしたスナック菓子なのだ。ちなみに、この「ナンデスカ?」を販売する東ハトの最高ブランド責任者(CBO)は中田英寿氏。中田氏も「ナンデスカ?」を食べているんでしょうか?

「意外な組み合わせ」がインパクトを生む


大昭和ファースト「黒のティッシュ」

   商品の中には、企画自体が斬新なために、商品の要素を名前にしただけで十分なインパクトをもつものもある。たとえば、「シャア専用ケータイ」。これは、ソフトバンクモバイルが発売した携帯電話「913SH G TYPE-CHAR」(シャープ製)のニックネームだ。ガンダムの人気キャラであるシャア・アズナブルをモチーフに携帯電話を作った企画そのものが強烈。そこに「シャア専用」というおなじみの冠をつけたのが秀逸だった。

   企画の面白さという点では、「黒のティッシュ」(大昭和ファースト)も負けない。白色が当たり前と考えられているティッシュペーパーをあえて「黒」で作ったのが新鮮。商品名は、「色+ティッシュ」という単純なものだが、組み合わせの意外性で大きな注目を集めることになった。

   組み合わせの意外性なら、「うまい棒入浴剤」も人をひきつける。お菓子の「うまい棒」で作った「入浴剤」ってどんなの? そう思って、商品の中身を知りたくなってしまう。普通では考えられない組み合わせをうまく商品化した「企画の勝利」といえる商品だ。

「骨盤のきもち」ってどんな商品?


トリンプ「恋するブラ ~わたしシルエット~」

   インパクトのあるネーミングといえば、下着のトリンプは外せない。「天使のブラ」や「恋するブラ」が有名だが、2008年2月1日から発売する「骨盤のきもち」もインパクト十分。いったいどんな商品だと思いますか? 答えはこちらです>>「骨盤のきもち」

   もう一つ、下着で印象的だったのが、千趣会が発売した「やさしいママのやわらか離れ胸を包むブラ」。最近長いタイトルをつけた新書がはやっているが、その流行に乗ったのかどうか。

   店頭で口に出すにはちょっと恥ずかしい名前だと思うが、千趣会の場合はカタログ通販とオンライン販売が主力なので、そんなの関係ないのかもしれない。

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